かいじさん
山梨県・小学4年生
趣味は2つあります。1つ目はゲームをすることです。特にマリオやピクミンなどが好きです。2つ目は、タブレットのマップアプリで高速道路を眺め、構造などをみることです。いつかは車を運転して、高速道路を旅したいです。
どこが気になった?
ぼくが気になった1社は日本電設工業さんです。なぜ選んだかというと、小さいころから電車がすきで、電車がどのように動くのかが気になったので、選びました。
初めて知ったこと
誌面を読んで初めて知ったことは、電気の「直流」と「交流」の意味や仕組みです。一般的な家庭は交流電気であることも初めて知りました。
次に驚いたことは、日本電設工業さんが携わっている仕事が、鉄道や災害復旧だけではなかったことです。駅、建物、線路、空港、高速道路などのさまざまな電気設備工事に関係していることがわかりました。
会社の人に聞いてみたいこと
聞いてみたいことは、新宿駅などの大きな駅や山手線の電車1編成を1日動かすのに、どれくらいの電気が必要なのかということです。
日本電設工業株式会社
ご質問ありがとうございます。
電気でものを動かす力を電力と言います。駅や電車を動かすために使った時間分の電力を、消費電力量と言い、単位をkWh(キロワットアワー)で表します。 新宿駅の1日平均消費電力量は、約5万5,600kWhです。これには、駅の照明や自動販売機、駅の中の売店などで使う全てを含みます。山手線1編成(E235系)は、1周するのに平均310kWhの電力を消費します。始発から終電まで走った場合、最大20周程度になるので、1周の20倍で約6,200kWhの電力を消費します。
令和3年度の環境省の資料では、一般家庭が1年間に使用する消費電力の平均が4,175kWhと出ているので、駅や鉄道では1日でそれ以上の電力を消費している事がわかります。
※消費電力を平均としているのは、季節や時間帯などで消費電力にバラツキがあるためです
どんな会社だった?
ぼくの運命の1社は、株式会社ナビタイムジャパンでした。タブレットやスマホなどで道案内をしてくれる会社です。
初めて知ったこと
誌面を読んで驚いたことは、2つあります。
1つ目は、トラック専用のカーナビがあるということです。ぼくは、パパが使用しているアプリのナビしか知りませんでしたが、ほかにもたくさんの種類のナビがあることがわかりました。
2つ目は、ぼくが迷路のように思える東京の新宿駅をナビタイムジャパンの方が、3000回も調べていることです。たてかえや工事があると、大変だなと思いました。
会社の人に聞いてみたいこと
聞いてみたいことは、日本から外国の国内まで案内できるのかということと、新宿駅は3000回も調べたと書いてありましたが、ほかにも全部の県に直接行って調べているのかということです。
株式会社ナビタイムジャパン
『NAVITIME』プロジェクトチームメンバー
ご質問ありがとうございます。
①日本から外国の国内まで案内することはできますか。
『NAVITIME(ナビタイム)』では、日本からハワイ、グアム、台湾、シンガポール、タイまでのルート案内ができ、現地に着いてからも地図やルート案内を利用できます。別のサービス『NAVITIME Transit(ナビタイム トランジット)』では、世界92の国・エリアの電車やバスの乗換案内を検索できます。
②全部の県に直接行って調べているのですか。
人がたくさん集まる大きな駅や、データだけではわからない場所は、直接行って調べています。たとえば、新宿駅のほかに、東京、大阪、神戸、京都、新潟、名古屋、札幌、福岡の駅やバス停、羽田空港なども調査しました。冬の新潟では、バス停が雪に埋もれてしまう様子も確認しました。また、全国の鉄道会社やバス会社さんと協力をして、時刻表などのデータをいただいています。さらに、利用者の方からのご意見をもとにデータを更新し、いつでも新しい情報をお届けできるようにしています。
ゲームのほかに、タブレットのマップアプリで高速道路を眺めるのがすき
ぼくは電車もすきですが、車や高速道路もすきなので東日本高速道路株式会社に勤めたいです。そして、高速道路にある落下物を拾ったり、事故の復旧などをする仕事をしたりしたいです。経験を積んだら、高速道路の管制センターで渋滞予測をしたり、高速道路を巡回している人に指示を出したりもしてみたいです。高速道路で聞ける1620ヘルツなどのハイウェイラジオで渋滞や事故、落下物、工事、規制情報(車線規制、対面通行規制、路肩規制など)を発信して、事故が起きないように工夫してみたいです。