ビル建設や、道路・トンネル工事などで活躍する建設機械。実はその多くは、貸し出す「レンタル」だって知っているかな? 環境にやさしく、借りる会社にとっては便利。建設機械をレンタルするアクティオに聞きました。
- 建設機械に関わる仕事
- レンタルの仕事
- 環境にやさしい仕事
1台の建設機械をさまざまな現場に貸し出す(レンタルする)ことで、限りある資源を大切にしているよ!
建設機械のレンタルは資源を大切にする「循環型」の仕事です
建設機械は1台を完成させるのに、たくさんの資材が必要です。会社ごとにそれぞれ買っていたら、何台もの建設機械が必要で、建設機械を造るための資材の量も膨大になってしまいます。
レンタルなら、1台の機械をさまざまな現場で使えるから有効活用でき、資源の無駄使いもなくせます。
1冊の本をたくさんの人が借りられる図書館の仕組みと似ているね!
建設機械の種類はさまざま!
工事の種別や現場の大きさによって、いろんな建設機械が活躍しています。
機体からのびたブームとアームの先に取り付けたアタッチメントで地面をほり起こします。アタッチメントは付け替えることもできます。
高い場所で作業するための装置が付いた車。ブームの先に付いたバケットに作業員が乗って作業します。
車の前後に付いたタイヤで地面を平らにならしていきます。建設現場や道路の地面を押し固めたり、表面のアスファルトをきれいに仕上げたりします。
前面に付いたフォーク(爪)を重たい荷物の下に差し込んで持ち上げて運んでいきます。逆に高く上げたフォークで高い場所の荷物を受け取ることもできます。
返却された機械はきちんと整備をしているから長く使い続けられる!
建設現場で使用された機械は返却後、正確に動くか、故障していないかなどの点検を行い、整備・修理しています。
また、長期間使われた建設機械は汚れも多いもの。きれいに洗って色も塗り直して、次の建設現場へ送り出します。専門のスタッフが1つひとつ丁寧に整備をしているから、いつも良い状態で機械を使えて、機械の寿命を延ばすことにつながります。
きちんと整備することは、廃棄や修理する回数も減らせるポン。
汚れや傷の点検、エンジンやバッテリーのチェック、各部の動作を確認します。
破損・欠品・故障などした機械を元通りにする作業をします。
自動洗浄装置も取り入れています。
状態を見て専用のブースで機械の色を塗り直します。
脱炭素に貢献する機械もレンタルしている!
CO2(シーオーツー)の排出が±(プラマイ)ゼロ! バイオディーゼル燃料専用発電機
発電機は「燃料」を使ってエンジンを動かし、装置内のコイルや磁石を回転させて電気を作ります。燃料は通常、軽油を使いますが、アクティオでは独自に改良し、飲食店などから回収した天ぷら油など植物性廃食油を主原料としたリサイクル燃料「バイオディーゼル燃料」を使う発電機をレンタルしています。
カーボンニュートラルだから地球温暖化防止に
バイオディーゼル燃料の原料となる植物性油は、菜種油、ひまわり油、大豆油、コーン油など。光合成(太陽光と水、二酸化炭素を吸収)して育った植物から得られるので「カーボンニュートラル」に位置づけられます。石油由来の燃料に比べて環境にやさしく、温暖化防止にも役立つとされています。
2,300,000台もの建設機械を保有しています
株式会社アクティオ 広報部 副部長 成澤幸子さん
アクティオは、全国に440カ所以上の営業拠点を持ち、保有する230万台の機械を多くの建設現場にレンタルしています。建設現場では、CO2を排出する機械が多いため、アクティオでは、少ないエネルギー、少ないCO2排出量の機械を取り揃えています。右の写真は電動遠隔解体ロボットといい、排気ガスを出さず電気で動きます。今後も未来の社会に役立つ会社を目指し、資源を大切に守る循環型ビジネスである「建設機械レンタル」に力を注いでいきます。
AKTIOのロゴが入った建設機械が皆さんの町にもあるかも?
ぜひ探してみてね!