ゆっきーさん
青森県・小学6年生
私の趣味は、流鏑馬(やぶさめ)です。流鏑馬とはもともと武士の稽古で、馬に乗りながら弓を引く武術です。私は早く上達できるように、毎日欠かさずランニングと弓をひく練習をしています。馬と一緒にいると馬の心の中がよくわかるようになります。その馬たちとコミュニケーションをとり、人馬一体となってする流鏑馬はとても楽しいです。
どこが気になった?
私が心をひかれた会社は鹿島建設です。鹿島建設は、宇宙で生活する未来に向けての建築に取り組んでいる会社です。
私は流鏑馬のほかに、建築と宇宙が大好きです。建築分野でいうと国立西洋美術館をつくったル・コルビジェをとても尊敬しています。宇宙分野では沢山の星のストーリーやその星たちを追い求めた研究者たちにとても興味があります。特にメシエカタログの生みの親であるシャルル・メシエが好きです。
鹿島建設さんはその建築と宇宙の融合した会社であり、とても興味をひかれました。
初めて知ったこと
火星は地球の三分の一の重力。月は地球の六分の一の重力であり、どちらもそれぞれの重力に対応した建築を考えなければなりません。それはとても大変な仕事になるだろうなと感じました。
また重力がない宇宙空間の建物は、壁や天井の概念がない「宇宙劇場」で、地球を眺めながらコンサートを楽しむというアイデアには驚かされました。さらに、いくつもの人工重力施設が建てられ、回転する施設間の行き来は、特設の乗り物で行われること。それに加え、施設は常に回転しているという私の想像をはるかにこえる未来図を考えている鹿島建設さんのスケールの大きさに感動しました。
宇宙は地球のように海や山などがないよね?と思ったのですが、なんと人工重力施設の中には森林や海洋まであり、ハイキングや海でボートあそびをすることができると知り、安心しました。
会社の人に聞いてみたいこと
鹿島建設の人に聞いてみたいことは、空気の供給のことです。空気は人間が生きるためにとても大切なものなので、その空気はどこから用意するのかとても気になりました。もう1つは、昼と夜の区別のことです。宇宙空間に入ると昼なのか夜なのか区別がつかなくなるとリラックスできないのでは?と心配です。その問題がどう解決するのか気になりました。
鹿島建設株式会社
イノベーション推進室 宇宙担当 大野琢也さん
とても大切なご質問ありがとうございます。
地球の空気は約5分の4が窒素で、約5分の1が酸素でほとんど占められています。ところが月面はほとんど真空なので、空気がありません。そこで月の砂から酸素を取り出す研究がされています。よって理想としては月の砂から酸素を取り出し、窒素は地球から持っていく、となります。また水も足りなければ地球から持っていくことを考えています。さらに呼吸によって酸素が二酸化炭素になってしまうので、酸素にもどす装置が必要となります。
月面では2週間の昼と2週間の夜が交互に訪れます。そのため、生活リズムを守るには施設内に地球の24時間を再現する人工的な照明が必要です。また、それを利用して季節感をだすことも考えたいと思います。
どんな会社だった?
私が運命の一社だと思った会社はパイロットです。わたしのお気に入りのペンのメーカーを見てみるとパイロットで、スラスラ長い文を書いても全く手が痛くないのでお気に入りです。特に勉強に集中できないときにパイロットのペンを持つと集中して楽しく勉強することができるので、本当に感謝しています。
私は特に万年筆がすきですが、パイロットの万年筆は自分で組み合わせを決められるものがあります。私は今、葡萄色(ぶどういろ)のインクをつかっています。
初めて知ったこと
私が驚いたことは、ペン1本の部品数がとても多いということです。
重りや口金、グリップ、内部胴など様々な部品がシャーペンには取り付けられており、機械で組み立てられる部分もありますが、なんと人の手で一本一本組み立てているそうです。
さらにずっと書いても疲れない秘訣は「ドクターグリップ」という仕組みです。グリップとはペンを持つ部分のこと。人間工学に基づいた握りやすさを追求した商品で、首や肩、腕への負担を減らしてくれます。だから私の勉強がはかどるんだと納得でした。
会社の人に聞いてみたいこと
質問してみたいことは、なぜ社名はパイロットなのかということです。今では一般的に知られているペンのメーカー名ですが、ふと考えてみると、どうしてパイロットなのか気になって知りたくなりました。もう1つは、新商品はどのように考えるのかです。パイロットは使いやすいペンやシャーペンを出していますが、その商品はどのように作られているのか? そしてどんな気持ちから生まれた商品なのかもとても気になります。ぜひおしえてください。
株式会社パイロットコーポレーション
広報部
ご質問ありがとうございます。
かつて船乗りだった創業者たちが「文具業界をリードする会社になるように」という願いを込めて、船を先導する人(水先案内人)という意味を持つ「パイロット」という言葉を、製品第一号のペンに名付けました。それが、社名になっています。
また、新商品を開発するときは、パイロットのペンを通じて「どうすれば使う人がより便利に、快適に書くことができるだろう?」、「どうすれば手書きが楽しくなるだろう?」と、常に「使う人のことを想像」しながら、持っている技術を使って商品にしています。
今は流鏑馬に夢中。大会にも出場し、腕を磨いている。
20年後の私は歴史に関わる仕事をしていると思います。私は歴史、特に平安時代がとても大好きなので、そのことに関する仕事をしていたいと思います。まだまだ知らない世界があるので、自分の好きな仕事を好きにできるように力を尽くしたいです。