
たいくん
三重県・小学5年生
近所に百貨店、プラネタリウム、自然に親しめる場所などがあることが、地元の自慢です。

どこが気になった?
ぼくが気になった会社は「セコム株式会社」です。なぜ選んだのかというと、ロボットが安全を守ることは知っていましたが、具体的にどんなロボットがあるのかは知らなかったからです。
初めて知ったこと
セコム株式会社について初めて知ったことは、見たこともない多機能ロボットがたくさん作られていることです。例えば、バーチャル警備システムです。画面上に現れたバーチャル警備員が街を警備します。街の安全を守りながら人員削減にもなるので、すごいシステムだと思いました。また、ドローンやロボットを使い、人ができない領域の安全を守ってくれています。そのおかげで、ぼくたちが安心して暮らせるようになっているんだなと実感しました。

会社の人に聞いてみたいこと
セコム株式会社について聞いてみたいことは3つあります。1つ目は、バーチャル警備システムについて、発案から開発までどれくらいの時間がかかったかです。2つ目は、どのくらいの費用がかかったかです。センサーやAIの開発費、接続や無線の整備に膨大な費用がかかっていると思ったからです。3つ目は、いつからどこで適用されるかです。まだ見たことも聞いたこともないロボットなので、いつから使われるのか知りたいです。
セコム株式会社 コーポレート広報部
セコムへの質問、ありがとうございます。「バーチャル警備システム」は、2018年の春から開発を始めました。かかった費用については、残念ながらお伝えすることができず、企業秘密となっています。いつからどこで使われるのかについては現時点では未定ですが、これからも社会の安全や、セキュリティロボットの進化について興味を持ってくれるとうれしいです。

どんな会社だった?
ぼくの運命の1社は「鹿島建設」でした。鹿島建設は緑を生かした建設をし、その緑を守り続ける会社です。
初めて知ったこと
初めて知ったことは、公園とのつながりを意識して建設が行われていることです。ビルなどの屋上に草木を植える「屋上緑化」は知っていましたが、ビルの敷地内に大胆に草木を植えるということまでは知りませんでした。働いている人も心が安らぐと思うので、いいなと思いました。鹿島建設は「緑を壊すけどビルで緑を育てる」会社だという印象を受けました。
大変だな、と思ったことは、樹木医さんが一本一本、木の検査をすることです。何百本もある樹を一本ずつ診断するなんて気が遠くなりそうな作業です。ぼくなら途中であきらめてしまうかもしれません。

会社の人に聞いてみたいこと
この会社の人に聞いてみたいことは、ビルの一部を草木で覆うことで費用は上がったのか下がったのかということです。ビルを一部建てなくていいから安く済むのか、草木を植えること自体がものすごく費用がかかるのか、ということです。
鹿島建設株式会社 広報室
鹿島へのご質問ありがとうございます。緑が多い公園を散歩するのは気持ちがよいと思います。鹿島では、ビルにいても同じように心地よい場所をつくりたいと考え、緑を活かしたビルを増やしています。また、植物は日光のエネルギーを利用して、地球を温暖化させている原因である二酸化炭素から酸素をつくりだします(光合成というものです。理科で習ったかな?)。地球の温暖化を防ぐことにも役立つ、環境にやさしいビルづくりを目指しているのです。ご質問の答えですが、ビルの一部を建てなくていいのではなく、ビルに緑をプラスすることで、みんなに喜んでもらえるビルになります。ビルの価値は上がるので建設費はアップします。そして、植物は生き物です。水や肥料、せん定、草むしりなど完成後のお世話にも費用がかかるんですよ。これからも建設のこと、緑のことに興味を持っていただけると嬉しいです。

三重県四日市で行われた漂着ごみの現状を学ぶ講座「海岸ごみ調査しよう!~マイクロプラスチックの現状を知る~」に参加したときの様子(2021年6月)。人の暮らしと環境について興味を持つきっかけの1つだった
20年後のぼくは、人の暮らしと環境を守る仕事をしていると思います。人の暮らしの安全は人間ができないところをロボットに任せて守り、緑があふれるクリーンで明るい街をつくる仕事をしていると思います。