いろんな「困った」を助ける! 弁護士ってどんなお仕事?

おしごと年鑑 社会の土台を支えるお仕事 2024年度
弁護士法人 平松剛法律事務所

裁判所で活躍しているイメージがある弁護士。実は、社会で起こるトラブルを法律の専門家として解決したり、困っている人にアドバイスをしたりしています。平松剛法律事務所に聞きました。

  • 法律に関わる仕事
  • 暮らしを支える仕事
  • 資格のいる仕事

法律の専門家として人々や企業をサポートしながら、
困りごとや課題を解決。さまざまな分野で活躍しているよ。

企業や地域、私たちの暮らしにまつわるルールである法律は国会議員が作りますが、きちんと守られないと意味がありません。法律の専門家「弁護士」は、さまざまなフィールドで活躍しています。法律的な観点と専門的知識からトラブルの解決だけでなく、トラブルを防ぐことも弁護士の役割です。

滝川ももこさん

案内してくれた弁護士

滝川ももこさん

平松剛法律事務所(千葉事務所)

こんなにたくさんのフィールドで活躍しているよ!

こんなにたくさんのフィールドで活躍しているよ!

企業

ルール作り・トラブル対応・契約書など

ルール作り

トラブル対応

契約書など

社内のルール作り、取引先との契約書の作成・確認のほか、社内外のトラブル解決にも関わります。法務部で社員として働く場合と、顧問弁護士として契約を結び法務相談等を行う働き方もあります。

人の暮らし

離婚・相続・交通事故など

離婚

相続

交通事故など

家庭内のもめごと、遺言書の作成や執行、交通事故などさまざまな問題解決にあたります。外国人が日本で安心して暮らせるよう在留資格手続きなどもサポートします。

ペット

トリミング事故・事故・交通事故など

トリミング事故

事故

交通事故など

トリミングの事故やペットの交通事故などの治療費や損害賠償の請求の対応をします。飼い犬が人をかんだ場合の相談に対応することもあります。

地域・自治体

運用チェック・審査など

運用チェック

審査など

役所で公共事業、社会福祉や税金、学校運営などが、法に基づきちゃんと運用されているかチェックします。職員として配属され、訴訟や条例などの審査に携わることも。

子ども

いじめ・虐待(ぎゃくたい)

いじめ

虐待(ぎゃくたい)

非行など

いじめ問題や校内での事故に関わるほか、家庭内の虐待で児童相談所と連携して被害を受ける子どもを守ります。非行をした子どもの裁判には、少年事件の分野に強い弁護士がつき、更生を支えます。

デジタル

SNS問題・課金トラブル・違法行為など

SNS問題

課金トラブル

違法行為など

SNS上でのいじめや誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)などのトラブルの相談が増えています。アプリゲームの課金や違法アップロードなど、デジタルに関わる問題にも対応します。

医療

医療過誤・医療事故など

医療過誤

医療事故など

医療ミスが起きたときに、医師や医療機関の責任を検討するには医学的な知識も必要です。医師免許を持ったり、医学研修に参加したりして専門知識を習得して、活躍する弁護士もいます。

海外

海外進出・サポート・契約書など

海外進出

サポート

契約書など

海外に進出する企業のサポート。日本と法律が異なる海外の会社との取引や提携、買収などで法律の観点から、契約書の作成やチェックをします。トラブルへの対応も行います。

未来

特許・立法など

特許

立法など

新たな発明をした人に保護と利権を与えるのが特許申請です。弁護士資格で弁理士の業務もできるため、弁理士の分野で活躍する弁護士もいます。国の機関とともに、新たな法律作りに関わることもあります。

弁護士さんの活躍の場はいっぱいだポン!

ガラポン
弁護士の過少地域の問題に
平松剛法律事務所はこんなふうに取り組んでいるよ

弁護士の数は地域によって偏りがあり、人口1万人あたりの弁護士が1人以下の過少地域があります。日本国憲法では、「裁判を受ける権利」が保障されています。そうした地域に住む人たちが弁護士に相談する機会や助言を得られず、その権利が守れなくなるおそれがあります。そこで、平松剛法律事務所は全国各地に事務所を設置し、 定期的に無料出張相談会を実施したり、相談者の自宅へ訪問することもあります。弁護士が出向くことで、多くの方々が法的なアドバイスや適正な司法サービスを受けられるように取り組んでいます。

弁護士の過少地域の問題に平松剛法律事務所はこんなふうに取り組んでいるよ

弁護士は人の人生の重大な局面に関わりサポートするやりがいのある仕事です

答えてくれた人

弁護士法人 平松剛法律事務所
弁護士 田代幸嗣さん (鹿児島事務所)

ご相談者さんから「相談してよかった」と笑顔で感謝されるときがやりがいを感じる瞬間です。特に弁護士が少ない過少地域では、必要とされることを実感します。相談内容は誰もが抱える身近な問題ですが、周囲の人には話しにくいものです。ご希望通りの解決ができたときは大きな達成感を感じます。弁護士は人の一生を左右する重大な局面に関わり、サポ−トするのが役目。仕事は大変ですが、自らの知識と経験によって困っている人の力になれるやりがいのある仕事です。

弁護士への夢に挑戦して、一緒にたくさんの人を笑顔にしましょう。

答えてくれた人