動物園の飼育員 のしごと

2023.03.07 紹介します○○のしごと

東武レジャー企画株式会社(埼玉県宮代町)「東武動物公園」職員の鈴木璃奈さんの画像
カピバラの飼育を担当する鈴木璃奈さん。同じエリアにペリカンなどもいます=2022年12月、埼玉県宮代町
東武レジャー企画株式会社(埼玉県宮代町)「東武動物公園」職員の鈴木璃奈さん

鈴木璃奈さん

東武レジャー企画株式会社(埼玉県宮代町)「東武動物公園」職員

動物たちに健やかな毎日を

東武動物公園は、動物園や遊園地があるレジャーランドです。動物園のエリアには、約120種の動物がいます。

鈴木璃奈さんは、カピバラの飼育を担当しています。カピバラはネズミの仲間で、野生では南アメリカの川や湖などが近くにある場所に生息しています。泳ぐことが得意です。体長は105~135センチほど、体重は35~65キロほどです。

仕事の一つは、えさを切ることです。イモ、ニンジン、リンゴなどを用意します。

カピバラはげっ歯類で、歯がのびます。そのため、歯の調整が必要です。かたいえさをあたえて、かむことで歯が適度に削れるようにするそうです。1日に約3キロのえさを用意するといいます。「えさを食べている姿を見ると、こちらも幸せな気持ちになります」

健康状態をチェックすることも大切です。うんちを見て、「ゆるい」と思うときは、獣医に相談することもあります。また、体を見て、寄生虫がついていないか、皮膚に変化がないかなどを確かめます。

「動物の近くで仕事ができるのがうれしい」と鈴木さんは笑顔で話します。「お客さんにも楽しい時間を過ごしてほしいです」

東武レジャー企画株式会社(埼玉県宮代町)「東武動物公園」職員の鈴木璃奈さんの4コマ漫画

あゆみ

小学生のころ、好きな教科は国語でした。本もよく読んでいました。

ハムスターやネコなどの生き物が好きで、中学生のときに「動物園の飼育員のお姉さんみたいだね」と友だちに言われたことがあり、その言葉をきっかけに「動物園で働くのもいいな」と思うようになりました。

水族館の仕事にも興味がありましたが、今の職場の雰囲気がよかったので、動物園で働くことを決めました。

さまざまな生き物がいるところで、仕事ができるので楽しいです。

1993年
茨城県生まれ
2009年
茨城の県立高校に進学。長期の休みにダイビングに挑戦し、水族館で働きたいと考えるように
2012年
東京の専門学校に進学。「水族館・アクアリスト」専攻で、水生生物の飼育などについて学んだ
2014年
東武レジャー企画に入社。遊園地で接客などの仕事を経験した後、動物園で飼育員の仕事に就く
やりがいや苦労

飼育環境をより良くしたい

飼育員は、動いている時間が多く、えさを運ぶなどの力仕事もあるので、「体力が必要」といいます。清潔な環境を保つため、そうじも重要な仕事です。「きれいな場所で過ごしてほしいと思っています」

鈴木さんは、飼育動物の環境をより良くするための取り組みに力を入れ、「できることを提案していきたい」と考えています。

園によると、担当する動物ごとに飼育員が気をつけるポイントがちがいます。たとえば、トラなどの猛獣の飼育は、かぎをかけたかの確認と、「いっしょのスペースに入らない」ことが重要です。

クローズアップ
工具。獣舎などで、ものを組み立てるときなどに使います=2022年12月、埼玉県宮代町

2023.1.30付 朝日小学生新聞
構成・前田奈津子
イラスト・たなかさゆり

毎週月曜連載中の「紹介します 〇〇のしごと」から記事を転載しています。
朝日小学生新聞のホームページはこちら