おしごと見つけた!

小中学生のみなさんが「おしごと年鑑」を読んで、
選んだページを紹介してくれました!

2025.09.26 おしごと見つけた!

紹介してくれる人

千葉県のししまるさん画像

ししまるさん

千葉県・小学5年生

趣味はピアノを弾くことです。ジャズとクラシックが好きです。今はまっていることは、管制塔のゲームです。実在する航空会社の飛行機に羽田空港の管制塔から指示を出して、短い時間で安全にたくさんの飛行機を離着陸させるゲームです。飛行機を上手く誘導できるととても気持ちがいいです。

気になる1社

鹿島建設株式会社

どこが気になった?

宇宙で暮らすことに興味があり、前に朝小の記事でそのことを読んだからです。

初めて知ったこと

誌面を読んで、場所によって施設の形が変わることや、施設間の移動に使う交通機関があるということが面白いと思いました。

それから、施設自体が常に回転しながら遠心力で人工重力を作り出すことに驚きました。なかでも、内側すべてに人が直立できるということにとても驚きました。ぼくもそんな場所でじっくりと地球をながめてみたいなと思いました。

そして、施設の中には森林や海洋などを作り、地球の生態系を再現することにも驚きました。「将来、月や火星で生まれ育つ人たちが登場する」という文を読んで、僕も別の星に住んでみたいと強く思いました。

鹿島建設のページから
鹿島建設と京都大学の共同研究による月の居住施設の構想(鹿島建設のページから)

会社の人に聞いてみたいこと

ぼくが鹿島建設株式会社の人に質問したいことは2つあります。

1つ目は、なぜ重力によって施設の形が変化するのかです。形を変えることにはどのような意味があるのか気になりました。2つ目は、宇宙空間の施設はどのようにして宇宙空間にうかんでいるのかについてです。宇宙には地面がないので、そのままでは施設がどこかに飛んで行ってしまうのではないかと不思議に思いました。

会社の人が答えてくれました!

鹿島建設株式会社

イノベーション推進室 宇宙担当 大野琢也さん

ご質問ありがとうございます。

①遊園地の回転ブランコをご存じでしょうか。回転することによって、地球の重力に遠心力(外へ飛んでいこうとする力)を足す遊具です。火星の重力は地球の1/3しかないので、床をぐるぐる回すことで遠心力を足して地球の重力と同じにします。月の重力は地球の1/6しかないので、地球と同じ重力にするためには火星の時より、回転を速くして、足す力を強くしないといけません。そのためには床の角度(傾き)を大きくする必要があります。この角度の違いが全体の形に影響を与えるため形が変わります。

②次に、宇宙空間の施設がなぜ飛んでいかないのかという質問ですが、現在使われている宇宙ステーションと同じで、飛んでいこうとする施設を地球が引力で引っ張っています。それで、安定して地球の周りを回り続けることができます。

運命の1社

株式会社 東京証券取引所

どんな会社だった?

会社の紹介を読んで、今から147年も前にできた会社だということにまず驚きました。天災や戦争もあった中、147年という長い歴史の中でどのようなことがあったのか、どんなことが大変だったのか、知りたいと思いました。エジソンが白熱電球を発明したのと同じころに、渋沢栄一さんが最初の証券取引所を作ったと知って驚きました。

初めて知ったこと

そのころは立会場でチョークを使って株価を記入したり、手サインで取引をしたりと、取引の全てを人の手で行っていたそうです。すべてを人の手で行うと、とても時間がかかったり、見間違えたりすることもあったりして大変そうだなと思いました。それから、誌面を読んで、東証Arrowsに行って現代の実際の株取引の様子を見てみたいと思いました。

東京証券取引所のページから
1949年当時の東京証券取引所の様子(東京証券取引所のページから)

会社の人に聞いてみたいこと

東京証券取引所の人に質問したいことは、取引の手サインにはどのようなものがあるかです。手サインにはどのような種類があって、実際の場面ではどのように使われていたのか知りたくなったからです。

会社の人が答えてくれました!

株式会社 東京証券取引所

ご質問ありがとうございます。

①欲しい会社の名前、②何株の取り引きがしたいのか、③買いたいのか・売りたいのか、この3つの情報をすべて手サインで表していました。特に①の会社の名前の例ですが、例えば中指、薬指、小指を立てて3を表現して、その手を頭の前から後ろに持ってくると、“3が越える”で「三越」というデパートを表していたり、顔の前でカタカナの“ト”を書いた後に、ハンドルを握る仕草をすると「トヨタ自動車」を表していたりしました。文字だけだとなかなかわかりにくいかもしれませんが、弊社(JPX)のYouTubeに昔の様子や手のサインを表した動画が載っています。こちらもぜひ見てみてください。(「1960〈昭和35〉年頃の東証見学案内【前編】」と検索しても出てきます。手サインの説明は3分30秒ごろから)

20年後の自分は?

将来はどんなしごとをしたい?

ぼくは、将来パイロットになりたいです。理由は飛行機に乗るのが好きだからです。大きな飛行機を安全でスムーズに操縦できたら楽しいだろうなと思います。空港に行って飛行機を見ているのも好きです。

千葉県のししまるさんの画像
千葉県のししまるさんのパイロット席でのの様子

大好きな飛行機の操縦をしたい!とししまるさん(JALの工場見学での写真)

今回調べた会社や団体