しごとについての質問
「事務や、オフィスワークってよくわからない。会社で何してるんですか?」(11歳・女子)
「これも学習マンガだ!」山内康裕 (やまうち やすひろ)さん
※「これも学習マンガだ!」公式WEBサイト https://gakushumanga.jp/
「ミスをしないのが当然」の事務職。でも、褒められたい!
『褒めるひと 褒められるひと』(全3巻)
著者:たけだのぞむ
出版社:講談社
価格:748円(税込)
電子書籍あり
事務職は書類の作成やお客さまの電話応対など、縁の下の力持ちとして周りをサポートする仕事です。どんな業界の企業にも欠かせません。一方で事務の仕事は「できて当たり前」「ミスをしないのが当然」という視点で評価されやすいので、いかにミスをしないかが重視されがちです。
漫画『褒めるひと 褒められるひと』の主人公・市川さんも、資料の作成やデータ入力、書類の整理、備品の管理、お茶菓子の用意など、事務の仕事をたくさんこなしながら、自分の頑張りが評価されにくい環境に、もやっとした気持ちを抱いていました。
ある時、市川さんは仕事のミスから部長に怒られたことで落ち込んでしまいます。その時につい漏れ出た「褒められたい」という独り言を聞かれてしまったことから、上司の坂東さんから市川さんへの、ちょっと変わった「褒め」キャンペーンが始まります。
読むとクセの強い褒め言葉にクスッと笑えるコメディー漫画です。登場人物の仕事ぶりをつい応援したくなります。事務のお仕事を知るのにぴったりの作品です。
経理部は、会社のお金の流れを把握・管理しています
『これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~』(既刊10巻)
著者:青木祐子
漫画:森こさち
出版社:集英社
価格:506円~(税込)
電子書籍あり
©青木祐子・森こさち/集英社
漫画『これは経費で落ちません!』は、会社の経理部を舞台にしたお話です。経理部とは、オフィスで、会社全体のお金の流れを把握・管理する部署です。財務状況や収支、経費など、細かなお金の動きをしっかりと記録します。
主人公の森若さんは、隙がなく計画通りに物事を進めるのが大好きで、経理のあらゆる仕事をきっちりとこなす人物。彼女の元には、私的に利用したかもしれない領収書、物販「160円」の誤差についての報告、秘書課からのイレギュラーな入金、広報部の高額な請求書など、さまざまなトラブルが舞い込みます。そんな社内の問題を、森若さんが「イーブン(同等)」に解決していく物語です。
経理部の仕事を知りながら、他の部署のこともわかるので、お仕事マンガとしてもおすすめの作品です。原作の小説と合わせて楽しんでください。