どろだんごを作って、それをみがいて、ピカピカに光らせたことはありますか? どうしてみがくと光るのか、第一カッター興業に聞きました。
- コンクリートをみがく仕事
- インフラを整備する仕事
- 環境にやさしい仕事
みがくことで表面がなめらかになり、光が一定に反射するため、ピカピカに光って見えるんだ。
どろだんごに使うのは粘土。砂に比べて粘土の粒子はとても細かいため、表面を押さえつけてみがいていくと粘土の粒子がきれいに並び、光が一定に反射するようになります。光の反射、それが光るどろだんごの秘密です。
ピカピカに光るってどういうこと?
私たちが何かものを見た時、ピカピカに光って見えるのは、そこに光が強く反射しているからです。
たとえばタオルなど、表面がざらざらしたものに光があたった場合、光はいろんな方向に散らばってしまうので光っては見えません。一方、鏡やガラスのようなツルツルした表面に光があたった場合、光が一定の方向に反射するため、強い明るさを感じ、ピカピカに光って見えるのです。
みがく前とみがいた後のどろだんごの表面の粒子
▼みがく前は、どろだんごの表面の粒子はざらざらしている
▼みがいた後は、どろだんごの表面の粒子が細かく整っている
光はどう反射する?拡散反射と鏡面反射
▲ざらざらした表面は、光がいろんな方向へと反射する(拡散反射)
▲鏡のようななめらかな表面は、光が一定の方向へ反射する(鏡面反射)
「コンクリート」もみがけばピカピカに輝く!
コンクリートの床をピカピカにみがき上げて、まるで鏡のような状態に仕上げる工事があります。美しい光沢によって高級感が演出できるため、自動車の販売店やビルのエントランスなどでよく用いられます。みがくことによって強度も上がります。
▲照明や車が床面に反射している!
▼第一カッター興業のコンクリート研磨仕上げ工法「プラコンフロア」の施工の様子
こういう機械を使ってみがくんじゃな!
▲ツルツルにみがき上げると、タイヤの跡もつきにくくなる
どうして強度が上がるのか?
コンクリートが固まる時、細かい粒子の成分が表面に浮き上がってきて、層をつくります。そのため、コンクリートの表面は粉っぽい弱い層があるのです。コンクリートをみがき上げれば、表面の弱い層を取り除けるので、強度が上がります。
はじめは粗く、だんだん細かく!
コンクリートをみがき上げる工程は、ダイヤモンドのついた砥石(といし)を何種類も使って行われます。はじめは粗い目の砥石を使ってみがき、だんだんと細かい目の砥石へ変えていきます。最後は樹脂製の砥石で仕上げます。
もっと広めたい
ペンキを塗らず、タイルも貼らず、
廃棄物が出ないので環境にやさしい!
コンクリートの床面は、一般的にはペンキを塗ったりタイルを貼ったりなど、さまざまな仕上げがほどこされます。でも、やがてペンキの塗り直しやタイルの貼り替えが必要になります。コンクリートのみがき仕上げは、他の材料を使わず、やり直しも必要ないので、とても環境にやさしいのです。
CO2削減!
みがく目的は、きれいにすることだけじゃない!
第一カッター興業株式会社
管理本部人事部人事課 宇都宮 愛実さん
一般的にものをみがく目的といえば、みがくものを「きれいにする」ことですよね。他の目的を思いつかない人が多いのではないでしょうか? なんと、当社のプラコンフロアという技術では、きれいにするだけではなく、みがいたものを強くすることができます。コンクリート表面の弱い層を取り除き補修して、何度もみがくことで強くきれいな床が仕上がります。シンプルだけど幅広い場所で役に立つ、「今あるものをよりよく生かしていく」当社が自信を持って誇れる技術です。
コンクリートのみがき仕上げはお任せください!
▼コンクリートのみがき仕上げの技を見てみよう!