夏休みの宿題といえば「アサガオの観察日記」が定番。アサガオの成長には、「肥料」が必要なことは知っていますか? 肥料とはどんなものかを、ハイポネックスジャパンに聞きました。
- 肥料をつくる仕事
- 花や植物と関わる仕事
- 環境にやさしい仕事
必要だよ。植物の“ごはん”にあたるのが肥料。
成長に必要な要素が詰まっているよ。
アサガオは、暑さに強くて手間がかからず、たくさんの花を咲かせる植物です。花は1日でしぼみ、翌朝には違う花が咲きますが、花を咲かせるにはエネルギーが必要です。そこで植物に必要な栄養素が含まれた「肥料」を与えれば、エネルギーが補給でき、アサガオは元気な花を咲かせるのです。
肥料を与えないと…
肥料を与えると…
花がいっぱいで、葉っぱも茎も元気だね!
肥料っていったい何?
みんなもごはんを食べないと元気が出ませんよね? それは植物だって同じこと。植物にとって“ごはん”にあたる肥料には、植物の成長に欠かせない3つの栄養素(チッソ、リンサン、カリ)がバランスよく含まれています。それぞれの栄養素の役割をみてみましょう。
肥料はどうやってあげるの?
植物のごはんとなる肥料の与え方は、大きく分けて2つあります。草花や野菜苗を植えつける時に土に混ぜ込む「元肥(もとごえ)」と、植物の生育途中で与える「追肥(ついひ)」です。「元肥」で土に十分に栄養を与えて、その後、植物が生育する過程で、不足してきた栄養素を「追肥」で補います。
植物が生育するにあたって、エネルギー不足で生育を途切れさせないために、大切な働きをします。元肥にはゆっくり溶け込み、おだやかに効果が持続する肥料が適しています。
マグァンプK
生育の旺盛な植物や、次々と花を咲かせる植物に必要です。水でうすめて植物に与える「液肥」や、土の上に置く「置肥」、ばらまく粒状タイプがあります。
ハイポネックス原液
生活排水から回収した「再生リンサン」が肥料に!
肥料の3大要素のなかのリンサンは、これまでほとんどを海外からの輸入に頼ってきました。そんななか、国内の生活排水からリンサンを回収する取り組みがスタート。再生リンサンを肥料の原料として使うことで、環境にやさしい循環型社会の実現につながります。
植物のサプリメントは活力剤
活力剤には、肥料成分は多く含まれていませんが、鉄・銅といった微量要素(※)やビタミンなど植物に活力を与える成分が配合されています。元気のない植物を一時的に回復する応急処置に使うのが効果的です。
※植物の元気な生育に必要とされるが、ごく微量でいい成分のこと。
リキダス
植物にもサプリメントがあるんだ!
花と緑の国づくりを目指して
株式会社ハイポネックスジャパン
取締役 製品開発部長 桑田真也さん
ハイポネックスジャパンは、花をたくさん咲かせる、農作物をたくさん実らせるなど、植物が元気に育つために必要な肥料や、活力剤、培養土などを中心に製造・販売しています。1人でも多くの人が植物と触れて、育てる喜びを感じてもらえるように、手軽に楽しめる製品や、地球環境にやさしい製品づくりに取り組んでいます。花や緑にあふれた国づくりを目指して、日本の園芸をサポートしていきます!
植物を育てると豊かな気持ちになりますよ!