セメントってどんなもの? なんの役に立っているの?

おしごと年鑑 社会の土台を支えるお仕事 2026年度
UBE三菱セメント株式会社

セメントがじつはどんなものか、なんの役に立っているのか、実際には知らない人もいると思います。そんなセメントのことをUBE三菱セメントに聞きました。

  • セメントをつくる仕事
  • 社会のインフラを支える仕事
  • 廃棄物を有効活用する仕事

セメントはコンクリートを作る材料!
だから世界中で役に立っているよ。

セメント+水+砂+砂利=コンクリート!

セメントはいろんなところで使われている!

セメントはいろんなところで使われている!

私たちの社会では、ビルやトンネル、道路、橋などのさまざまなものにコンクリートが使われています。そのコンクリートの材料のひとつがセメントです。セメントはサラサラとした灰色の粉で、水とまぜると固まる性質があります。

セメントは水とまぜると固まる。
その性質によって材料と材料をくっつけるんじゃ!

ドングリーン

セメントに水と砂と砂利をまぜ合わせて、時間がたつとかたく固まる。それがコンクリートだ。

コンクリート
ガラポン

接着剤のような役割なんだポン!

セメントのおもな原料は石灰石。100%国産だよ!

セメントの主な原料になるものは石灰石です。日本では良質な石灰石がたくさん採れるので、石灰石は100%国産です。石灰石の産地にはセメント会社が数多くあります。
セメントには石灰石のほか、粘土・けい石・鉄原料などが必要ですが、現在、それらの原料の一部は、廃棄物や他の産業からの副産物に置きかえられ、有効活用されています。

こんなところで採れる!セメントの原料

福岡県の有名な「カルスト台地」。平尾台のUBE三菱セメント東谷鉱山(ひがしたにこうざん)

雨水や地下水によって石灰岩などが浸食されてできた台地を「カルスト台地」というよ。

ミナ

セメントは巨大な工場で製造される!

セメントの原料が集まったら、工場でセメントを製造します。セメントの製造には大きく3つの工程があります。

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原料工程

セメントの原料を乾燥させてまぜ合わせ、細かく砕いていく。

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焼成工程

クリンカ

細かく砕いた原料を約1450℃の高温で焼いてクリンカというセメントのもとをつくり、急速に冷やす。

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仕上げ工程

クリンカに石膏(せっこう)をまぜて粉になるまで細かく砕いて、セメントが完成する!

UBE三菱セメントの九州工場

UBE三菱セメントの九州工場。年間製造能力はおよそ630万t。日本最大の製造能力をほこる

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全長12.3kmのベルトコンベヤーで、東谷鉱山から石灰石が運ばれてくる。

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プレヒーター(余熱装置)。高さ約80m。原料を上から投入して、加熱しながら下のロータリーキルンへと移していく。

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ロータリーキルン。長さ約90m。ここで原料は約1450℃まで加熱され、クリンカができる。

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完成したセメントは船などで日本国内に加えて、海外にも運ばれていく。

5本のロータリーキルンと5基のプレヒーターがあるのは日本でここだけ!

ジュン

環境にやさしい!

じつはセメント工場は、廃棄物の有効活用で大活躍している!

セメント工場は廃棄物を受け入れて、それを原料として再利用したり、約1450℃の高温で焼く熱エネルギーとして使ったりしています。セメント産業全体で1年間に受け入れている廃棄物の量は約2500万t。東京ドーム約15個分(※)に相当する量です。大雨や地震などで発生した災害廃棄物も受け入れています。

※廃棄物・副産物等の容積換算試算値(2021年度実績) 約1900万㎥から算出

セメント工場で受け入れているおもな廃棄物

セメント工場で受け入れているおもな廃棄物

セメントが私たちの暮らしを支えています!

答えてくれた人

UBE三菱セメント株式会社 九州工場 生産部 製造技術課 苅田第二機械係
吉田智喜さん

私たちがつくるセメントの多くはコンクリートに姿を変え、家や学校などの身近な建物から、ダムや空港などの大きな施設にも使われています。普段はあまり目立ちませんが、生活を支えている縁の下の力持ちです。セメントづくりは、町を横断できるほど長いベルトコンベヤー、25階建てのビルの高さほどのプレヒーター、サッカーコートとほぼ同じ長さのロータリーキルンなど、巨大な機械で行います。UBE三菱セメントは高い技術でセメントをつくり、皆さんの暮らしを支えています。

セメントはみんなの役に立っています。

答えてくれた人