混ぜると色が変わったり、ふくらんだりするお菓子「ねるねるねるね」。最近は学校の授業でも使われているんだ。どうしてなのか、クラシエに教えてもらったよ。
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ホント。「ねるねるねるね」には、楽しさと学びの両方が詰まっているよ。
こうしたお菓子を「知育菓子®」と呼ぶよ。
「ねるねるねるね」を使った授業を見学!
「ねるねるねるね」は、おうちだけでなく学校の授業でも使われています。例えば小学6年生の理科では、水溶液の性質を調べる「リトマス紙」を使って、「酸性」「中性」「アルカリ性」について学びます。そこから「ねるねるねるね」を使って発展させた授業を見てみましょう。
授業例や教材はここから見られるよ!
▲ねるね
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水溶液の性質について実験を観察
紫キャベツには「アントシアニン」という色のもとが含まれています。アントシアニンは、中性だと紫色ですが、酸性の成分を混ぜると赤く、アルカリ性の成分を混ぜると青く変化します。まずは、紫キャベツの水溶液にレモン汁などを入れて、色の変化を観察します。
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「ねるねるねるね」で実験開始!
「ねるねるねるね」で最初に使う1番の粉にも、アントシアニンが入っています。1番の粉をトレーに入れて水を入れたら、すぐに混ぜずにまずは観察。ゆっくりと混ぜたときの色の変化に着目します。次にレモンの成分が入った2番の粉を混ぜると、どんな変化が起こるだろう?
1番の粉に水を入れると青い色、2番の粉を入れて混ぜると赤色になってふくらむよ
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振り返り・まとめ
実験を振り返り、気づいたことやもっと調べてみたいことなどを、ワークシートに記入します。日常生活でもアントシアニンにどんなものを足したら、色の変化を試せるかを話し合います。
「ねるねるねるね」には、安全性が認められたものだけ使われているよ!
「ねるねるねるね」以外の「知育菓子®」もいろいろな授業で使われているよ
自由に色や形が作れるねんどのようなソフトキャンディ。
「ねりキャンワールド」
図工
国語
お話を自分で作って、「ねりキャンワールド」を使って形として表現するよ。それをアニメーションにすることで、物語を作っていくんだ。図工や国語の授業にも活用されているんだ。
手でつかめる水を作れる。食べるとはじけてジューシー!
「つかめる実験!ふしぎ玉」
理科
総合的な学習の時間
海藻由来の成分から作られるアルギン酸ナトリウムが、カルシウムと合わさると固まるんだ。この特徴を利用して、つかめる水を作っているよ。理科や総合の授業で使われるよ。
▲プラスチックごみについて学習します。プラごみ削減のため、海藻由来の成分から「食べられる容器」が作られていることを紹介
▲「食べられる容器」と同じ原理を使った「つかめる実験!ふしぎ玉」を作って、地球を守るテクノロジーをお菓子で体験
7月19日は「ち(7)いく(19)」で「知育菓子の日」です。知育菓子®をたくさん生み出してきたクラシエ株式会社が、夏休みに知育菓子®をきっかけにたくさんの体験をして笑顔になって成長してほしいという思いを込めて、制定しました。
知育菓子®は、お菓子を作る過程を通して「個性を伸ばす」「失敗を楽しむ」「違いを尊重する」という3つの価値を提供します。
ほかにもいろんな知育菓子®があるよ!
自分も夢中になりながら、楽しく学べるお菓子を作っています
クラシエ株式会社 フーズカンパニー
マーケティング室 宮迫 雅さん
私たちは、皆さんが楽しく作って、おいしく食べられるような知育菓子®を日々考えています。面白いアイデアを考えたり、それを実現させたりするのは実は結構大変です。でも完成した商品で皆さんが楽しむ姿を見ると、この仕事をやっていてよかったと思います。また、知育菓子®を使った「楽しく学べる授業」を広める活動もしています。
人を夢中にさせたり、それを広めたりするお仕事は自分自身も一緒に夢中になれます。皆さんもぜひ、夢中になれるお仕事を探してみてくださいね。
いろんな知育菓子®を作ってみてね!