トンカツや豚のしょうが焼きなど、おいしくて栄養もある豚肉。豚を育ててお米作りを守る取り組みがあります。畜産農家と米農家とともに取り組んでいるパルシステムに教えてもらいました。
- 生活協同組合の仕事
- 安全・安心な商品開発の仕事
- 農業を守る仕事
えさ用のお米で育つ豚のお肉「日本のこめ豚」のおかげで、日本の主食を支える田んぼを残せるんだ。
パルシステムの「日本のこめ豚」(こめ豚)でカギとなるのが、家畜のえさ(飼料)となる飼料用米です。豚がおいしく育つ上に、地域や日本を元気にする良いことが詰まっています。
▲ こめ豚は出荷前の約2カ月間、飼料用米を40%配合したえさで育てる。「脂があっさり」など豚肉の味わいも好評
「飼料用米」がカギなのじゃ。
パルシステムは、安全・安心な商品開発を通して、社会課題の解決に取り組んでいます*。
環境を守り、地域や社会を豊かにしたい。「こめ豚」の開発も、この思いが原点です。
*パルシステムは、生産者と協力して食料の自給と安定をめざす「食料・農業政策」と、つくる人も食べる人も社会も豊かにすることをめざす「産直政策」という2つの目標を掲げています。
こめ豚中心の循環図
こめ豚への飼料用米の与え方
お米や麦などの材料を粉にして混ぜ合わせ、ペレット状に加熱・圧縮。消化と吸収が良くなり、豚がすくすくと元気に育つ!
こめ豚がのびのび育つ「アニマルウェルフェア」
こめ豚は、動物がストレスなく快適に育つように配慮した「アニマルウェルフェア」(動物福祉)の中で育ちます。広くて窓がある養豚場でのびのびと過ごし、命を大切にはぐくんでいます。
「食を守る」ことはとっても大切!
パルシステム生活協同組合連合会
産直事業本部 畜産課 幸島 沙久良さん
パルシステムでは「日本のこめ豚」のように、おいしさだけでなく生産者のことも考えた持続可能な商品開発を行っています。人は食べ物がないと生きていけません。食べ物は当たり前にあるわけではなく、生産者が作り続けられなくなったり、輸入が止まったりするとなくなってしまうかもしれません。そこで今から消費の仕方を消費者も一緒になって考えることで、自分を含めた大切な人の「未来の食を守る」ことにつながると思っています。また、生産者の想いなど商品の裏側を知ることで商品をもっと好きになること間違いなし!です。
本当においしくて大好きな商品です!