歯の形がそれぞれ異なるのはなぜでしょう? 生き物が生きていく上でいちばん大切な「食べる」ことと「歯」について、ライオンに教えてもらいました。
- 歯と口の健康を守る仕事
- オーラルケア用品の仕事
- 予防歯科の仕事
形によって役割が違うから。1本1本に大切な働きがあるよ。
歯には、食べ物の栄養分を体が吸収しやすいようにするための、いろんな働きがあります。
薄くとがった形の前歯は、食べ物を奥歯ですりつぶしやすいよう、小さくかみ切る、包丁のような働きをします。
大きくて、かむ所がでこぼこしている奥歯は、前歯で小さくした食べ物を、飲み込みやすいようすりつぶす、すり鉢や臼(うす)のような働きをします。
こんなに形が違うんだね。
もし歯がなかったら…
歯は食べるだけではなく、さまざまな役割を持っているので、とても大切です。
人間の歯は1度だけ生え変わる!
人間の歯は、乳歯(子どもの歯)から永久歯(おとなの歯)へと1度だけ生え変わります。永久歯のもとは、あごの中で育ち、歯ぐきを破って生え変わります。
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あごの中で、乳歯の下に永久歯のもとができ、時間をかけて育つ
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永久歯が根をつくり始めると、乳歯の根が少しずつ溶けていく
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乳歯の根が溶けてなくなると、永久歯に押し出されて抜け落ち生え変わる
大切な歯や口の健康はこうして守ろう!
永久歯は、一生使う大切な歯です。毎日きちんと歯みがきしたり、きれいにみがけたかチェックしたりして、大事にしましょう!
1 歯みがきでムシ歯の原因の歯垢などを取り除こう!
①毛先を歯の面にまっすぐ当てる
②小さく動かす
③軽い力でみがく
2 フッ素入りのハミガキ剤を使おう!
フッ素には、ムシ歯を予防する働きがあります。ハミガキ剤はフッ素が入ったものを使いましょう。またフッ素は、口の中に少しの量でも長くとどまることで効果が出ます。使う量や使い方も大切です。
ハミガキ剤の量
▲6~14歳の場合1cm程度を歯ブラシにのせる
すすぎの量
▲10~15mlの少量の水で1回程度行う
3 毎食後歯みがきをしよう!
●唾液(だえき)中の細菌数の変化
食後の口の中では、細菌が糖分を栄養にして、歯の汚れの原因となる歯垢(しこう)を作り出します。時間が経つと、歯垢の中でムシ歯の原因となる細菌の数が増えていきます。食事やおやつは時間を決め、毎食後きちんと歯をみがいて、歯を細菌から守りましょう。
毎日歯みがきしているけれど、歯がきれいにみがけているのかチェックすることも大切です。ムシ歯や歯周病の原因となる歯垢(プラークとも呼ぶ)や食べかすが取り除けているか、鏡などでチェックしましょう!
歯垢のつきやすいところ
歯と歯の間
奥歯のかみ合わせ
歯と歯ぐきの境目
抜けた歯のまわり
歯と歯が重なったところ
歯石※のつきやすいところ
下の前歯の内側
上の奥歯の外側
※歯垢(プラーク)が石灰化したもので、歯みがきでは取り除くことはできないため、歯医者さんで取り除いてもらいましょう。
歯医者さんで定期的に汚れを取り、フッ素を塗ってもらうこともいいのじゃ。
歯みがきで健康なお口を目指しましょう!
ライオン株式会社 ヘルス&ホームケア事業本部
オーラルケア事業部 瀧野里保さん
皆さんは歯みがきをする時、どのようなハミガキ剤を使っていますか? ハミガキ剤は歯の汚れを落とす手助けをしてくれるだけでなく、入っている成分によってさまざまな効果があり、お口のトラブルを予防してくれるので、ぜひ使ってくださいね。
少しお兄さんお姉さんになってきた皆さんにオススメする「クリニカJr.ハミガキ」は、歯を強くしてムシ歯を予防する「フッ素」が配合された、辛くない、やさしいミント香味のハミガキ剤です。毎日、ご飯を食べたら歯みがきをし、ムシ歯のない健康なお口を目指しましょう!
おうちではお気に入りのハミガキ剤でしっかりとムシ歯予防をし、定期的に歯医者さんでもお口を診てもらいましょう!
販売名:こどもクリニカG
効能:ムシ歯予防