お金と上手につきあうコツって?

おしごと年鑑 社会の土台を支えるお仕事 2022年度
大和証券グループ

お金は生活に欠かせない大事なもの。でも、使い過ぎてほしいものを買えなかったり、減るのが不安になったりしたことはないかな? 上手にお金とつきあうコツについて大和アセットマネジメントに聞きました。

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計画的に増やすことが大事。まず、使い道と使う時期をチェックして「色分け」するのがおすすめだよ。

貯金箱

お金は「使う」ためにあります。 「お金と上手につきあう」とは、ほしいものを手に入れるために、お金を計画的に増やしていくという意味です。使い道や使う時期は人それぞれなので、出て行くお金を抑えながら貯めるための「配分」を自分で考えることが大切です。

お金の使い道と使う時期をチェックしよう

お小遣いを1000円もらったら、どうしますか? 何となく使い道を想像するのではなく、下のチェックリストを見ながら、ノートなどに書き出してみよう。

ノート

チェックリスト

ノートと鉛筆
  • すぐ、または近いうちに、お金を使う予定がある
  • 使いたい金額に足りないので貯めたい
  • 将来のために増やしたい
  • より良い社会のために寄付で役に立ちたい

これからの予定や将来を考えてみよう!

ヒナタ

働かない期間も働く期間と
同じくらい長い?

現在65歳の男性の4人に1人は90歳以上まで、女性の4人に1人は95歳以上まで生きることが予想されています。一生のうち働かない期間も長くなり、働く期間に得たお金を資産としてやりくりすることが大切になると言われています。

使い道を色分けして、わかりやすくしてみよう

いろんな使い道が決まったら、それぞれを色で分けてみましょう。たとえば1000円だと、こんな感じ。お小遣いやお年玉をもらうたびに、使い道を考える習慣を身につけよう。

  • 生活資金

    お菓子、文房具など日常的にすぐに使うために

    三百円
  • 貯 金

    マンガ本やゲームソフト代、旅行のお土産代のために

    五百円
  • 寄付(募金など)

    海で泳ぐのが好きだから海の生き物の保護活動のために

    五十円
  • 投資(増やす)

    将来に備えて増やすために。今すぐ使わないお金は、いつか必要な時に備えて投資してみよう。使う時期によっても、お金の色分けは違ってくるんだね

    百五十円

使い道の1つに「増やす」があるケモ!

ケモノン

お金はどうやって増やせるの?

お金を増やすには、収入があることが前提です。働いて得る以上にお金を増やすには、お金を投資に回して、「お金自身にも働いてもらう」ことが大切です。投資では、応援したい会社や国にお金を提供し、応援の対価として利益を受け取ります(投資した金額が戻らない場合もあります)。投資は、新しい商品やサービスを生み出すことにもつながります。

投資の仕組み

投資ってお金に働いてもらうことなんだね。

ユイ

投資の格言に「卵」と「かご」!?

卵とかご

投資の有名な格言が「卵は1つのかごに盛るな」。卵を1つのかごに盛ると、かごが落ちれば全部割れます。でも、複数のかごに卵を盛ると、1つのかごが落ちても他は無事。投資も同じで、分けて投資する「分散投資」が大切だね。

投資の一歩は「投資信託」から

投資の中でも、投資を信託する(信用して任せる)という言葉の通り、運用の専門家(ファンドマネージャー)に託すのが「投資信託」で、投資のはじめの一歩におすすめです。運用の専門家が、投資家から集めたお金を1つの大きな資金としてまとめて株式や債券、不動産などにして、売ったり買ったりして増やし、その成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みです。運用のおしごとを支えるものをのぞいてみよう! これらをもとにファンドマネージャーは「いつ」「なにを」売ったり買ったりするかを判断しているよ。

運用の専門家 
ファンドマネージャー

ファンドマネージャー
  • 日々情報をチェック!
    日々情報をチェック!

    世界情勢や金融経済などのニュースを、いつもチェックしています。疑問点があれば調べます。

  • 仲間と協力
    仲間と協力

    社内外の人たちとコミュニケーションをとり、得た情報や分析を総合的に考え、より良い投資判断をします。

  • 連想ゲーム
    連想ゲーム

    たとえば、猛暑の予報記事が出たら、「のどがかわく人が増えると、ジュースがよく売れて、ジュースを作る会社がもうかるのではないか」と連想ゲームのように仮説を立てます。

  • AIも活用
    AIも活用

    AI(エーアイ/人工知能)はいち早く金融市場の異常に気づくことができるとされ、活用が進んでいます。

投資信託で未来のワクワクづくりをお手伝いします

答えてくれた人

大和アセットマネジメント株式会社 アクティブ運用第二部 グロースチーム
石井美凪さん(左) 椎名 諒さん(右)

資産運用会社の運用部門で働く私たちファンドマネージャーの一番の仕事は、より良い投資判断をすることです。そのためには、幅広い分野への興味・関心が求められます。新聞などの報道を通して、世界情勢や金融経済は毎日チェック。疑問点があれば調べて細かく分析し、仮説を立てて検証します。この仕事には、好奇心旺盛な人や、わからないこと・知らないことについて考え抜くのを楽しめる人、勉強が好きな人が向いていると思います。
投資信託を通じてお金に働いてもらうと、ワクワクできる未来づくりにつながります。私たちは専門家として日々成長しながら、そのお手伝いをしていきます。

大和証券グループのSDGs(エスディージーズ)の取り組みも見てみてね!

答えてくれた人