わたしたちはどうして眠るの？
おしごと年鑑
身近な生活につながるお仕事
2022年度
わたしたちに欠かせない、毎日の「眠り」について、４５６年の歴史を持つ西川株式会社に教えてもらいました。
- 睡眠と寝具の研究の仕事
- 商品開発の仕事
- 健康に関わる仕事
明日をもっと元気で楽しく過ごせるよう、準備をするためだよ。
毎日の「眠り」には、一日の疲れをとるだけではなく、毎日の活動を支えるさまざまなはたらきがあります。眠っている時の身体は、わたしたちが明日を元気に過ごすための準備をしているのです。
どうして睡眠が必要なの？
眠っている時の体内では、成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは、背を高くしたりきれいな肌に整えてくれるなど、身体の成長を助けてくれます。
睡眠中の脳は、情報の整理や記憶の定着など、記憶力のアップに欠かせないはたらきをしています。学習したことを記憶するには、睡眠が欠かせません。
寝不足になると、食欲をコントロールするホルモンのバランスが乱れるため、食べすぎたり太りやすくなったりする恐れがあります。
睡眠には、ストレスを和らげたりイライラを抑えたりするはたらきがあります。寝不足になると、脳のはたらきが乱れ、イライラや不安、落ち込みの原因をつくる可能性があります。
夜、眠たくならない時が
あるのはなぜ？
わたしたちの身体は、日中元気いっぱいに活動し、一日の満足感と適度な疲労感を得られると、深い眠りにつくことができます。夜になってもあまり眠たくならない時があるのは、一日を満足に過ごせていないことに物足りなさが残っていることが原因なのです。
もしも、夜眠たくならない時がある人は、一日の行動を見直してみてください。その日をしっかりと勉強して、しっかりと遊んで元気に活動すれば、一日の満足感が得られ、ぐっすり眠ることができますよ！
気持ちがたかぶって眠れない時は、深呼吸して落ち着かせるといいんだよ。
もっと良く眠るためのポイント！
良い眠りは、よく食べてよく動くなど、一日を通した行動からつくられます。さらに、眠る前や起きた時に体を動かすことも、眠りの質を高めることにつながります。
ぐっすり眠り、スッキリ起きられるためのポイントを確認しましょう！
寝る１～２時間前に入浴しよう
宿題や晩ご飯を済ませたら、ぬるめのお風呂にゆっくり入って身体を温めましょう。
パジャマに着替えよう
歯磨きをしよう
スマホやゲーム機などの使用は寝る１時間前までにしよう
部屋をできるだけ暗くしよう
今日の疲れを体を動かしてほぐそう
ゆっくりした動きで、副交感神経が高まるような動きがポイントの「おやすみダンス」で、リラックスしてぐっすり眠ろう！
「おやすみなさい」と声に出して言おう！
ふとんに入る前に「おやすみなさい」と言って、眠りのスイッチを入れましょう。
太陽の光を浴びよう
毎日決まった時間に起きて、太陽の光を浴びることで、体内時計が正しい時間にリセットされ、生活リズムが整います。
「おはよう」と声に出して言おう！
歯磨きをしよう
一日を元気に過ごす準備をしよう
起床後に体を軽く動かして、心と体をスッキリ目覚めさせましょう！
明るく楽しくなるような、大きな動きがポイントの「おはようダンス」で、スッキリ目覚めて元気よく一日をスタートさせよう！
朝食を食べよう
日中を元気に活動しよう！
朝食・昼食はしっかり食べて、昼間はしっかり学んで元気に活動しましょう。そうすれば一日の満足度もアップします！
おやすみダンス おはようダンス
2021年、おやすみダンスとおはようダンスをつくりました。良い眠りをダンスを通してサポートしていけたらいいなと思っています。
ゆっくりとした動きのおやすみダンス、明るく楽しくなるようなおはようダンスを、ぜひみんな踊ってみて、夜はぐっすり眠り、朝は元気に起きて、素敵な毎日を過ごしましょう！
TETSUYA（テツヤ）さん
どんなダンスかチェックしてみよう！
睡眠や寝具の大切さを伝える仕事をしています
西川株式会社
スリープマスター 富下 瞳さん
大人になるまでは、身体の成長のためにも、学力アップのためにも十分な睡眠が必要です。大人と子供とでは必要な睡眠時間も異なるため、明日を楽しく過ごすために、夜更かしはしないでしっかりと眠りましょう。明日の朝起きた時の楽しみを用意しておくこともおすすめです。
一日を元気で過ごすために、
良い睡眠を心がけましょう。
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