もしかしたらみんなの家にもあるかもしれない「お宝」。その価値は、どうやって見分けているのでしょう? エコリングに教えてもらいました!
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専門的な知識と注意深い観察眼が必要。それが本物かどうか、傷や汚れがないかなどを見極めて、価値を鑑定するよ。
天然か人工かを見分けるには?
宝石には天然石と人工の合成石があります。見分けるには特殊な光を当てたり、ルーペでよく観察したりします。合成石は中に気泡があったり、天然石には合成ではありえない内包物があったりします。プロならではの注意力と知識で見分けます。
宝石の値段は何で決まる?
たとえばダイヤモンドなら、カラット(重さ)、カット(輝き)、カラー(色)、クラリティー(透明度)の四つが品質を決めると言われています。これらは専門家によって鑑定され、正式な書類(鑑定書)で確認できます。買い取りの値段はこうした鑑定はもちろんですが、傷や汚れ、デザインの流行やブランドなどによっても左右されます。
※オークション
その商品を売りたいと思った人が商品の情報や条件などを公開し、それを見て一番高い価格をつけた人が買うことができるという売買の方法
確かな鑑定が生み出す「信頼」が、私たちの商品です
株式会社エコリング 代表取締役社長 桑田一成さん
「ボロボロ・クタクタ買い取ります」。そんなコンセプトで私がエコリングを立ち上げたのは、今から20 年くらい前のことです。当時はネットオークションが少しずつ知られ始めていた頃で、売る人も買う人もリユースに注目していました。でも、欲しいと思って手に入れたブランドバッグや宝石、キャラクターグッズが偽物だったら、ガッカリしてしまいますよね。だから私たちは持ち込まれたものを鑑定する鑑定士の育成に力を入れています。「エコリングから買ったものだから本物だ」という信頼が、私たちの何よりの商品なんですよ。
リユースは省資源や環境保全のためにも欠かせない考え方。
みんなも身の回りでリユースできそうなものを探してみてね。
宝石を見定めるための資格
ダイヤモンドを見定めることを「鑑定」といい、それ以外の宝石の場合は「鑑別」といいます。日本には宝石を見定めるための資格はありませんが、海外の宝石学会に所属することで、世界に通用する知識や鑑定技術を持っていると証明することができます。有名なものに、GIA(アメリカ宝石学会)があります。エコリングにはGIAの資格取得者が在籍しています。