
人気番組「ポツンと一軒家」「M-1グランプリ」などを放送している大阪の放送局・朝日放送テレビ。1979年から45年以上放送している、歴史ある朝の情報番組「おはよう朝日です」の制作のウラ側を教えてくれました。
- 放送の仕事
- テレビ局の仕事
- 番組づくりの仕事
テレビ画面に映っていないところも含め80人以上が力を合わせてつくっています!

▲番組キャラクター「朝おき太」

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編集長
▲ 深夜2時過ぎ、人気が少ない局内で、番組の司令塔・編集長の仕事が静かに始まります
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VTR制作スタッフ
▲ ニュースやスポーツなどの素材を制作。ここでは前日のスポーツの結果を編集しています
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新聞が到着
▲スタッフは朝刊を読んで、話題のニュースが何か、世の中の流れがどうなっているかチェック
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モニターやテロップ制作スタッフ
▲ 紙と鉛筆で下書きを始め、VTR映像がよりわかりやすく伝わるように最終的にパソコンで作成します
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スタイリスト
▲ スタイリストは衣装を準備します。出演者が多いので、用意するのも大変!
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打ち合わせ
▲ VTRのチェックや台本の作成など着々と準備が進められていきます
MC(アナウンサー)

▲ 番組後半の進行役、岩本計介アナウンサーが出社。出社後、メイクも自分でやります
ニュースコーナーでも

アナウンサーとニュース班は、その日伝えるニュースについて議論を重ねます。新しい情報が入ってきたら、本番直前でも差し替えます。放送開始ギリギリまで、それぞれの持ち場で確認作業が続きます。
夜明け前から大忙しポン!

系列局ってなに?
朝日放送テレビは大阪にあり、近畿2府4県に番組を届けています。関東エリアのテレビ朝日のほか、全国各地の放送局とネットワークを作って、相互に番組やニュース素材を提供しています。これらを「系列局」と呼びます。


「おはよう朝日です」は毎週月~金曜のあさ5時~8時に放送。司会は左から小櫃裕太郎アナ、福戸あやアナ、岩本計介アナ、小西陸斗アナ、大石紗椰アナが担当しています。
スタジオでは…
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カメラマン
▲ スタジオにはカメラが4台もあります。どのカメラで誰を、そして何を撮るか、事前の綿密な確認で息もぴったりです
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フロアディレクター
▲ 手書きの紙を見せて、出演者に次にすることや残り時間を伝えます
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気象予報士
▲ 天気予報コーナーは、外からも中継。お天気キャスターの正木明さんが、アナウンサーと伝えます
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CM中
▲ コマーシャルの間もセットの入れ替えや次のコーナーの確認で、休む間もありません
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プロデューサー
▲ 全体の責任者。お金の管理や人の配置を考える役目。トラブルにも機敏に対応します
副調整室では…
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オンエアーディレクター
▲ カメラの映像は副調整室、通称「サブ」と呼ばれる部屋に送られます。ここの仕切り役が、オンエアー(OA)ディレクターです
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スイッチャー
▲ OAディレクターの指示で、スイッチャーがボタンを押すと映像が切り替わります
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タイムキーパー
▲ 常に時計を見ながら番組の進行を確認。「1分遅れているよ」などと全員に伝えます
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交通情報スタッフ
▲ 朝は交通情報も気になるところ。道路渋滞や電車の遅れを調べる専任の人もいます
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お天気カメラスタッフ
▲ お天気カメラもここで操作。京都や和歌山の様子も、手元のレバーやボタンで映し出します
本日も無事に放送終了、
おつかれさまでした!

午前8時に3時間の番組が終了。終わると、すぐにあちこちで反省会。
他にも照明、音声、リポーター、スタジオの大道具・小道具係、番組ホームページやSNSといった宣伝や告知の仕事もあります。番組に関わる人数は、総勢80人以上!
毎朝、たくさんの人が見ているんだね!

力を合わせて、みんなの朝を元気に!
朝日放送テレビ株式会社
総合編成局 アナウンス部 小櫃裕太郎さん
「おはよう朝日です」をつくる我々には「関西の朝を元気にする」という目標があります。その目標に向かうアプローチは様々。極寒の山奥で滝行をしたり、街中で出会った人の靴を磨いたり、テーマパークのホラーアトラクションを体験したり……。その放送を見た誰かが元気になれたら目標達成です! カメラの先にある皆さんの笑顔を思い浮かべると何でもできる気がします!
今日も元気で行ってらっしゃい!
