電話やインターネットをつなぐ、今や私たちの生活になくてはならない通信ケーブル。普段意識して目にすることはあまりないけれど、どこを通っているのでしょう?
シーキューブに聞いてみました。
- 通信設備を作る、守る仕事
- 交通を守る仕事
- エンジニアの仕事
地中や架空(電柱)を伝って、みんなをつないでいるよ。
ケーブルの通り道を探検しよう!
通信ケーブルは、通信会社の施設を中心に、お店やオフィス、交通機関、皆さんの家など、さまざまなところにつながっています。携帯電話のような無線でつながる通信機器もありますが、その基地局は全てケーブルでつながっています。あまり目立つことはないけれど、地下や地上の電柱、時には海底なども伝い、皆さんの生活を支えているんですよ。
マンホール
▲ 上下水道のマンホールがあるのは知っているけれど、通信用のマンホールもあるって知ってた? 地中を通る通信ケーブルを管理するためにあるんだよ
とう道
▲ 通信会社の施設と施設をつなぐ、たくさんのケーブルの通り道を「とう道」というよ。地下深くに設置された、秘密の通り道だ!
電柱
▲ 電柱は、電気を通す電線だけでなく、通信用のケーブルも支えているんだ
見えないところでケーブルが通信をつないでくれているんだね!
通信を守るエンジニアのお仕事
写真は、電柱から建物に通信ケーブルをつなぐ工事の様子。特別な車を使って、クレーンの先についたバケットに乗って作業をするよ。
▲ケーブルを設置したり取り換えたりする仕事。通信用のケーブルは、電気を通すケーブルの下の方にあるよ
安全に気をつけて作業をしているよ
▲エンジニアが持っている工具。珍しい形のものもあるね。通信ケーブルの工事をするエンジニアは、だいたい電気工事士という資格を持っているよ
通信設備はこうやって設置するよ
今や誰もが当たり前のように持つ携帯電話やスマートフォン。いつでもどこでも通話やインターネットができる機器を使うには、通信をつなげてくれる設備が必要です。私たちは、こうした通信施設の設置も行っています。
▲ビルの屋上などにある携帯電話の基地。こうした基地が街中に何本も設置され、みんなの通信機器をつないでいるよ
▲空港や駅などで使えるWiFi設備の設置の様子。毎日きちんと使えるように、メンテナンスすることも大切だよ
▲通信設備には電源も必須。停電した時に自動で復旧する設備など、高い技術が必要な通信用電源設備の設置やメンテナンスも行っています
こんなところにも私たちの技術が!
私たちの仕事は、電話線を敷設するだけではありません。他にもみなさんの生活に寄り添ったさまざまな設備の敷設工事や、システムの実証実験を行っています。ここに挙げた以外にも、人感センサーや監視カメラなど、セキュリティーに関わる工事も行っていますよ。
交通情報板の設置
◀︎ 道路や気象の状況は、車を運転する人にとって重要な情報です。迅速かつ的確に情報を提供するために「交通情報板」の設置工事を行い、快適で安全な運転につなげています。
駅構内のホームドア設置工事
◀︎ 駅のホームからの転落や列車との接触事故を防ぐための工事は全国的に急ピッチで進められています。こうしたところでも、搬入から設置に至るまで、一貫して請け負っています。
エアー式遮断機
◀︎ 電車の線路や道路などの下を通るアンダーパス構造の道路は、大雨で冠水してしまうことがあります。危険な道路への侵入を防ぐため、「エアー式遮断機」を設置しています。
通信を守ることは、街を守ること
シーキューブ株式会社 経営企画部 広報・事業推進課 田口靖司さん
私たちの会社の仕事は、新しく通信ケーブルを敷設したり、今ある通信ケーブルを、保守点検したりすることです。現代は、通信技術が皆さんの生活のさまざまな場面を支えています。たった1本でもケーブルが切れてしまったら、街が大混乱になってしまうかもしれません。さらに、全てのモノがインターネットにつながるIoT 時代の到来で、これからはますます人々の生活が通信と関わるようになるでしょう。だから私たちは、日々技術を磨き、社会の要請に応えるためにも新しいことにもどんどんチャレンジしています。
通話やネット通信を支える、縁の下の力持ちです!