おかしや衣服、電子機器など、私たちの身の回りには海外でつくられたものがたくさんあります。でも、ものにはいろいろな運び方があります。世界中にさまざまなものを運んでいる日新に教えてもらいました。
船、飛行機、鉄道、トラックなど、いろんな乗り物を組み合わせてものを運ぶよ。
イギリスの工場でつくられたチョコレートを日本のお店に運べ!
ヒナタとユイは、イギリス産のチョコレートを日本のお店まで運ぶことになりました。さて、どんな乗り物の組み合わせでチョコレートを運べばいいのでしょう?
船
船は国際貨物を運ぶもっとも一般的な手段。たくさんの貨物を安く一気に運ぶことができます。
▼ 良いところ
- 運賃が安い
- 一度にたくさん運べる
▼ 良くないところ
- 時間がかかる
- 到着スケジュールが天候によって左右される
海外からやってくる貨物の99.6%が船を利用しているよ!
飛行機
飛行機輸送の良いところは、圧倒的な速さ。ヨーロッパから貨物を運ぶ場合、船では40日くらいかかるところ、飛行機であれば12時間程度で到着します。
▼ 良いところ
- 素早く安全に輸送できる
▼ 良くないところ
- 運賃が高い
- あまりたくさん運べない
生鮮食品や精密機械は、飛行機で素早く運ぶよ!
鉄道
鉄道は線路さえあれば、一度にたくさんの貨物を運ぶことができます。二酸化炭素の排出量が少ないので、環境に優しい輸送手段として注目されています。
▼ 良いところ
- 一度にたくさん運べる
- 二酸化炭素排出量が少ない
▼ 良くないところ
- 線路のないところは運べない
内陸部への大量輸送は鉄道におまかせ!
トラック
もっともたくさん使われる陸の輸送手段はトラック。小回りがきき、どこにでも行くことができるのが魅力。
▼ 良いところ
- 小回りがきく
▼ 良くないところ
- あまりたくさん運べない
- 到着スケジュールが渋滞などに左右される
陸上輸送のほとんどはトラックが活躍!どんなところにも行けるよ!
海外からのものの流れを見てみよう
イギリスの工場から日本のお店まで、最適な乗り物の組み合わせを考えたよ!
工場
鉄道
倉庫
倉庫は物流の中継地点
お客様の貨物を保管する施設を倉庫と呼びます。日新は世界中にたくさんの倉庫を持っており、輸送中の貨物の一時保管や出し入れをしています。倉庫は物流に欠かせない中継地点です。
トラック
イギリスの港
国境を越える手続き「通関」
国境を越えて貨物のやりとりをするには、持ち出すとき、持ち込むときそれぞれに「通関」という手続きが必要です。通関に必要な書類などを整えるのも、私たちの仕事です。
船
日本の港
最先端の設備で積み下ろし
港ではたくさんの貨物の積み下ろしが行われます。高さ数十メートルもある巨大なクレーンで貨物を素早く効率的に積み下ろししています。
トラック
倉庫
トラック
お店
おいしいチョコレートが無事に日本のお店に届いたケモ!
「物流」のすべての過程を把握し、責任をもつ仕事です
株式会社日新 経営企画部
内田 孝さん 小林 健文さん
海外でつくられたものは、さまざまな乗り物や施設、「通関」という手続きを経て、みんなのもとへ届きます。日新はそうしたものの流れを最初から最後まで手配する「国際総合物流会社」です。こうして世界中にものを安全・確実に運ぶ手配をする人たちを「フレイトフォワーダー」とも呼びます。国境を越えてやってくるもののほとんどは、実はフレイトフォワーダーの手によって運ばれているんですよ。
ものの流れすべてを管理する、オーケ
ストラの指揮者のようなお仕事です。