
皆さんは毎日きちんと歯みがきをしていますか? ブラッシングをしていても、いつの間にか汚れがつくこともあります。その正体は何か、どうすれば汚れを落とせるのか、ライオンに聞いてみました。
汚れの正体は、歯垢(プラーク)。食べかすではなくて、細菌のかたまりなんだ!
自分の口の中を見たことがありますか?

鏡で口の中を見てみよう!
皆さんは鏡で自分の口の中を見たことがありますか? 生えている途中のおとなの歯はあるかな? 歯に汚れはついてないかな?
子どもの歯とおとなの歯

人間の歯は、乳歯から永久歯へと1度だけしか生え変わりません。6歳ごろ、あごの中で乳歯の下に永久歯が作られ始め、9歳ごろ、前歯と奥歯の間の歯が生え変わり、12歳ごろに28本の永久歯が揃います。

汚れがつきやすいところはどこ?
汚れはくぼんでいるところにつきやすいです。歯を舌で触ってみましょう。汚れがついていない歯はツルツルしています。

歯につく汚れの正体は歯垢(プラーク)
口の中には、目に見えないたくさんの細菌がいます。細菌は、食べたり飲んだりするものの中に入っている糖質を使ってベタベタ汚れを作り出します。歯垢とは、食べかすでなく細菌のかたまりなのです。



口の中にたくさんの細菌がいるのね。
自分にあった歯みがきをマスターしよう!
歯みがきには、二つのポイントがあります。これらを心がけることで、歯を健康に保つことができます。ぜひ、身に付けましょう。

▲「食べたら歯みがき」が大好きなライオンちゃん
歯みがきのポイント
まず、歯ブラシを歯の面にまっすぐ当ててください。そして、歯ブラシを小さく動かすことが大切です。1、2本の歯を磨くつもりで1cmぐらいを目安に動かしましょう。力を入れてゴシゴシ磨くと歯や歯ぐきを傷つけてしまうので注意。
1 毛先を歯の面にまっすぐ当てる

歯と歯ぐきの境い目に毛先が当たるように
2 小さく動かす
軽い力でやさしく磨きましょう

1カ所20回以上
歯ブラシの当て方の工夫
歯ブラシの毛先の当て方も工夫しましょう。デコボコした歯には歯ブラシを縦に当てて磨くと、毛先を当てることができます。生えている途中の背の低い歯は、歯ブラシを斜め横から入れて磨いてください。
デコボコした歯並び

歯ブラシを縦に当てて磨く
背の低い歯

歯ブラシを斜め横から入れて磨く
歯みがき剤の量

6〜14歳1cm程度
すすぎの量

10ml程度で1回
歯みがき剤はフッ素が入ったものを使いましょう。フッ素はむし歯を予防する働きがあります。1㎝程度を歯ブラシにのせ、すすぎは少量の水で1回程度、行いましょう。
デンタルフロス、できるかな?
歯垢はうがいでは落とせません。歯ブラシだけでもまだ不十分。歯と歯の間の歯垢を落とすためには、デンタルフロスが必要です。デンタルフロスの糸は一本ではなく、細いたくさんの繊維をあわせて作られています。この繊維が歯と歯の間の歯垢をつかまえて取り除きます。

初めて使う人はホルダー付きがおすすめです

ホルダー付きタイプ

ロールタイプ

①鏡で確認しながら、歯並びに合わせてデンタルフロスの糸の部分を当てる。

②ゆっくりと小さく動かしながら入れる。
※力まかせに勢いよく入れないように注意!

③中まで入ったら、両方の歯の面に糸を添わせて上下に動かしながら歯垢を落とす。

④ゆっくりと小さく動かしながら取り出す。
「毎日のセルフケア」をお手伝いします!
ライオン株式会社 ヘルス&ホームケア事業本部
オーラルケア事業部 清水美由記さん
「予防歯科」という言葉をご存じですか? むし歯になってからの「治療」ではなく、なる前の「予防」を大切にすること。歯とお口の健康を守るためには、歯医者さんでの「プロケア」と毎日の「セルフケア」の両方を、継続して実践することが必要です。予防歯科のポイントで大切なのは「歯垢を落とす」ことですが、実は、歯ブラシだけでは歯間の汚れが6割*しか落ちていません! デンタルフロスをあわせて使うことで、9割*の歯間の歯垢を落とすことができます。
初めての人には、「クリニカアドバンテージ デンタルフロス Y字タイプ」がオススメです。初心者でも使いやすいY字形の形状で、奥歯の歯間にもラクに入ります。洗って繰り返し使える高強度フロスや、握りやすく動かしやすい独自のハンドルが特長です。むし歯を予防するために、デンタルフロスで歯と歯の間の歯垢をしっかりかき出しましょう!
*出典:山本他:日歯周誌、1975
毎日の歯みがき習慣にデンタルフロスをプラスしましょう!
