“モノ”を大切に使うと、いいことがあるって本当?

おしごと年鑑 身近な生活につながるお仕事 2020年度
ブックオフコーポレーション株式会社

リユースショップでは、使わなくなったものを買い取ってくれます。新品ではないけれど、まだまだ使える商品を安く買えるのもうれしいところ。〝モノ〟を大切にすると、どんないいことがあるのか、ブックオフに教えてもらいました。

大切に使うとリユースできるので、モノの寿命が延び、捨てられるモノが減り、環境にもとてもやさしいよ!

環境のための「3R」という言葉を知っていますか? 「リユース」とは、まだ使えるのにいらなくなったモノを人にあげたり、売ったりして再利用することです。繰り返し使われることで、モノの寿命が延びるのです。こうした売り買いを促進するのがリユースショップの役目です。また、資源を再活用することを「リサイクル」、ゴミを減らすことを「リデュース」と言います。

3R相関図

リユースショップの仕事

買い取り

❶買い取り

お客さんが持ち込んだ品物をその場ですぐに「査定」します。金額に納得してもらえたら買い取ります。

加工

❷加工

本の状態をチェックし、専用の洗剤で拭く(クリーニング)などしてきれいにします。

補充(陳列)

❸補充(陳列)

きれいになった本は、すぐに棚へ。再利用の回転を速めるためには、スピードが大事です。

販売

❹販売

誰かのいらなくなった品物は、他の誰かにとっては欲しいもの。こうして「リユース」されていきます。

高く売るワザ

※18歳未満の方からの買い取りには保護者の同伴が必要です。

安く買うコツ

リユースされる商品は、たくさんあるよ!

読まなくなった本や遊び終わったゲームをはじめ、さまざまな品物がお店を通じてリユースされています。

よむよむ君

ブックオフのキャラクター
よむよむ君を探せ!

店内のどこかに隠れているよ。
見つけられるかな?

店内

1リユース以外に「リサイクル」も

売れ残った本は、古紙回収業者に引き取られ、
リサイクルペーパーとして生まれ変わります。

2海外に輸出される衣類も増えています

日本で売れ残ったものは、できるだけ捨てないようにするため、
マレーシアなどの店舗に輸出されているよ!

いらなくなった物を
自宅や物置に眠らせていますか?

不用品グラフ

調査によると、不用品を処分したり、リユースショップに売るより、捨てずにそのままにされていることが多い。
出典:環境省「平成28年リユース読本」

品物の情報は、バーコードにあり!

持ち込まれる無数の商品の情報をお店の人はどうやって調べているのでしょうか?実は、パッケージに印刷されている黒と白の縞々模様の「バーコード」に多くの情報が埋め込まれています。
最も一般的なものがJANコードで、その商品のコードは世界に一つしかありません。お店はバーコードをもとに査定をします。

書籍JANコード
の読み方

本の裏表紙には2段のバーコードが記載されています。情報を読み取るにはバーコードリーダーという機器を使います。

書籍JANコード

「本」を表す (4は日本) 出版社+書名 チェック用 「本」を表す 分類 価格 チェック用

ユイ

こういう意味があったんだね。

リユースを通じて人と人をつなぎます

答えてくれた人

ブックオフコーポレーション株式会社
販促支援部長 藤野優子さん

ブックオフグループは「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」ことを使命として、お客さまに生涯を通じてご利用いただける、最も身近なリユースのお店を目指しています。
ブックオフの仕事は、クラスがまとまって行う運動会のような団体戦! お客さまが持ってきてくださった〝モノ〟を買い取りし、ぴかぴかにし、値段を付けたあと店頭に並べ、レジで販売することは一人ではできません。お店が一つのチームになって作業を行う楽しさや、また、本やゲーム、ホビーやファッションなど、好きなものに囲まれて仕事ができる楽しさもあります。お店を通じて、人と人とを〝モノ〟でつなぐのが、私たちのお仕事です。ぜひ皆さんも〝モノ〟を大切にしてブックオフを活用してください!

〝モノ〟の寿命を延ばすために、みんなでリユースしましょう!

答えてくれた人