小学校にあがる前の子どもたちが通う保育園。どんなところか聞かれたら、答えることはできますか? 保育園のなりたちや特徴について、日本保育サービスに教えてもらいました。
子育てのプロがいて、一緒に遊んだり生活したりしながら、子どもの成長をサポートしてくれるところです。
保育園と幼稚園はどう違うの?
保育園は0歳から利用できる児童福祉施設で、厚生労働省の管轄。幼稚園は3歳から利用できる教育施設で、文部科学省の管轄です。
保育園は預かる時間が長く、給食があり、お昼寝があるのも大きな特徴です。
日本で保育園のような施設ができたのは、明治時代のこと。仕事などで、家庭で保育ができない保護者に代わって、子どもたちを預かります。保育園は、子どもたちの心と体を健康に育むためのお手伝いをしています。
子どもたちの1日 (3歳児クラスの例)
7:30〜
登園
保護者と一緒に登園します。
8:30〜
あそび
体や心の発達にあったさまざまな遊びや活動をします。
散歩
今日は天気がよいので散歩に行きました。
英語を楽しむ
歌やダンス、ゲームを通して異文化を体験します。
11:30〜
昼食
手洗い、うがいをして給食の準備をします。
「いただきます」をしてから食べます。
12:00〜
歯みがき・お昼寝
歯をみがいてから、お昼寝をします。
寝ている間も、先生は見守ってくれています。
15:15〜
おやつ・あそび
今日のおやつはドーナツ。
おやつのあとは、興味のあることや好きなことをして遊びます。
16:00〜
お迎え
保護者が迎えにきたら家に帰ります。
お迎えが遅くなるときは、夕ごはんもいただきます。
みんなの疑問に答えてもらったケモ!
どうして保育園にはお昼寝の時間があるの?
A ほとんどの保育園にお昼寝の時間があります。保育園では長い時間子どもたちが生活するため、休息をとってもらう必要があるからです。体力がない赤ちゃんや、夏の暑い時期には外に出るだけでも体力を消費するので、体を休めて体調を整えてもらいます。
どうして給食では子どもたちに人気のメニューだけ
を出さないの?
A 子どもたちにいろんな新しい味を知ってもらい、安全でおいしい食べ物なんだと覚えてもらうためです。子どもには知らない味を警戒する本能が強く残っているので、保育園の給食では、多くの種類の食材を提供し 、食べることに興味を持ちおいしいと感じられるよう、工夫をして給食やおやつを作っています。食べる前は苦手だと思っていたメニューが、食べてみたらおいしかったことはありませんか?
保育園ではどんな人たちが働いているの?
保育士
子育てのプロとして、みんなと協力して子どもの成長をサポート!
栄養士・調理師
しっかり栄養がとれて安全で、楽しく食べられるような給食やおやつを準備するよ。みんなのアレルギーもしっかり管理!
看護師
子どもたちの健康を守り、園内の衛生管理などにも気を配っているよ。
事務職員
お金や園で使うものの管理など、幅広い仕事を担当しているよ。
日本保育サービスでは、こんな人も働いているよ!
園のみんなを支える運営本部職員
保育園で働くみんなの安全・安心を考えたり、ずっと働けるような環境を整えたりしているよ。
保育園で働くためにはどんな勉強をしたらいいの?
A 保育士として働くためには、保育士国家資格を取得する必要があります。看護師や栄養士として保育園で働く場合も、資格を取る勉強をすることで、自分の得意な分野で、子どもたちの役に立つことができます!
でも、一番大事なことは、「子どもたちが大切」という気持ちを持っていることです。
子どもたちの笑顔のために!
株式会社日本保育サービス
アスクうのき保育園 園長 原田君枝さん
日本保育サービスの保育理念は「生きる力を育む」です。保育園では、子どもたち一人ひとりが「できる喜び」を感じて、成長のきっかけとなるような遊びや活動を行っています。
「子どもたちが楽しんで笑顔になることは何だろう?」と、職員みんなでさまざまな計画を考えますが、失敗を恐れずにチャレンジする気持ちを持たないと新しいアイデアは生まれません。そのためには、職員同士が得意なことを生かして学び合い・支え合うことが大事だと考えています。 子どもたちが明日に希望を持って毎日通いたくなる園を、笑顔とお互いを思いやる気持ちを大切にしながら、職員みんなの力で作っています。
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