ペットボトルはどのくらい有効利用されているの？
おしごと年鑑
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2020年度
清涼飲料水の容器、ペットボトルは資源として有効利用されます。どのくらいの割合が、有効利用されているのでしょう？ 全国清涼飲料連合会に教えてもらいました。
98%が有効利用されているよ。
ペットボトルにはいいところがいっぱい
ペットボトルはポリエチレンテレフタレートという単一の素材からできており、きれいにしてフレークやペレットなどの再生原料に戻せば同じペットボトルにも生まれ変わることができる、とてもエコな容器です。
ペットボトルは法律でリサイクルが義務付けられていますが、業界ではよりリサイクルしやすいよう独自の決まりもつくっています。海外で見かける色のついたペットボトルが日本にはないのもその例。他にもラベルをはがしやすくするなど、工夫を積み重ねています。
近年、海洋ゴミ問題などでペットボトルが悪者にされることもありますが、これはポイ捨てなどのルール違反があるせい。きちんとリサイクルできれば、人にも環境にも、便利でやさしい容器なんですよ。
ペットボトルは便利なだけでなく資源循環しているよ。
海洋ゴミ問題は、ポイ捨てなどがなくなれば解決できるはずだケモ。
リサイクルを進めるためにルールを守ろう！
飲み終わったペットボトルは、①キャップとラベルを外し②中身をすすぎ③分別して回収に出しましょう。
回収されたペットボトルは、市町村が集めて、処理施設で異物などを選別してから再商品化されます。汚れや不純物が混じるとリサイクルの品質が下がってしまいます。ルール違反のものが入り込むと、取り除くのに大変な手間がかかります。リサイクルボックスには、絶対にゴミを入れないでね。
お願い！ルールは守って!!
ペットボトルはキャップとラベルを外して、一緒にリサイクルボックスに入れてね。
回収されたペットボトルは処理工場でペットボトル以外のものを取り除きます。ルール違反のゴミがあると、分別がとっても大変です！
ゴミがあるとリサイクルの品質が落ちてしまいます。
ペットボトルだけをより分けます。
細かくくだいてからきれいに洗い、フレークにします。
新しい製品に生まれ変わります。
一部は再びペットボトルに生まれ変わるよ！
自販機で購入し、飲み終わった清涼飲料水
の容器はここに入れてね！
２０３０年度までに１００％有効利用を目指しています。
一般社団法人 全国清涼飲料連合会
広報部兼自販機部 白石和弘さん（右）、甲斐喜代美さん（左）
日本におけるペットボトルの2018年度リサイクル率は84.6％。有効利用率は98％（一部熱回収を含む）です。これは世界最高水準ですが、私たちはさらに取り組みを進めています。みなさんも、飲み終わったペットボトルはキャップとラベルをはがし中身をすすいで、分別排出にご協力ください。こうしたペットボトルは市町村が収集し、処理施設で異物などを選別してから再商品化されます。汚れや不純物が混じるとリサイクルの品質が下がってしまいますので、上のように、排出のルールもよく知っておいてくださいね。
環境省のご協力を得て、啓発動画「ご存じですか？使い終わったペットボトルが様々な形で利用されていること」を作製しました。こちらもぜひ、ご覧下さい。
啓発動画も作りました。ぜひ見てくださいね。 https://www.youtube.com/watch?v=5qhDHdNqImg
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