キラキラと美しく輝く「金」。人々は昔から「金」を価値あるものとして大切にしてきました。「金」を持っていると何かいいことがあるのでしょうか? 田中貴金属グループに聞いてみました。
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「金」は世界共通で価値のあるものだから、これから先もずっと自分の財産になるよ。
「金」は採るのが難しく、とても貴重なもの!
「金」がどのように誕生したのかは諸説ありますが、地球ができたときから存在していた物質で、繰り返される火山活動の中で長い年月をかけて、大きな圧力や高熱が加わり、金の鉱脈が形成されました。地表に出たものが砂金などに、地中に残ったものが鉱脈になり、金を含む鉱石を採掘し精製することで、金を取り出すことができます。
「金」ってとても少ないものなのか……。
5000年以上も前から、人は「金」を大切に扱ってきた!
「金」の輝きは昔から人々の心をとらえてきました。約5000年前の古代エジプト王国では、ナイル川で採れた砂金で装飾品をつくり、王の権力の象徴にしました。その後「金」は世界中でお金(貨幣)として、人間の生活に欠かせない物を手に入れる交換手段として使われてきました。日本でも江戸時代に使われた大判や小判などが見られますね。現在でも各国の中央銀行が「金」を保有しているのは、各国通貨に替わる世界共通の価値が認められる唯一のものだからです。
権力の象徴
ツタンカーメン王の黄金のマスクが有名だよ。
富の象徴
世界でもいろんな金貨がつくられたよ。
金は昔も今も、大切に価値あるものとして扱われているんじゃ。
「金」を持っていると、何かがあった時に助けになることも
「金」の他にも世の中に価値のあるものはいろいろあります。たとえば高級車やマンションなど、高額で取引されるものがそうですね。でも、「金」は世界中同じ価値で取引されています。
「金」はいつでもどこでも価値があるのね。
将来、自分の財産(資産)を守りたい時、 「金」を買って持つのも方法のひとつ!
毎日くらしていくにはお金が必要です。財産も守らなくてはなりません。でも、長い間にはお金(貨幣)の価値が変わっていきます。かつては戦争で貨幣の価値がなくなってしまったこともありました。将来、自分の財産を守りたい時、きちんと形として残り、価値が失われることのない「金」を持つというのも、ひとつの方法です。
今まで知らなかった貴金属のおもしろい話がいっぱい。
世界で「金」を売買する人たちに、安心と信頼を提供しています!
田中貴金属工業株式会社
貴金属リテール部長 加藤英一郎さん
金には保証書がありません。世界の金市場で最も権威がある「ロンドン地金市場協会」で認められた生産者の登録マークが品質保証の役目を果たします。
田中貴金属工業は登録マークを刻印したバー(地金)を自ら製造し販売するとともに、世界中の「公認溶解検定業者」の技術や品質をチェックする、世界で5社しかない審査員の役割も担っています。世界で金を売買する人たちに安心と信頼を提供する、大切な仕事をしています。
「金」は世界中で取引されています!