
どうして窓がピッタリ閉まるのか、不思議に思ったことはありませんか? 家の中や学校など、私たちの身の回りにある窓について、LIXILに教えてもらいました。
窓が進化しているからだよ!
窓はこんなに進化している!
住宅のつくり方の変化と共に、窓も進化しています。枠に紙を貼っていただけの窓から、ガラス入りの窓に進化し、枠も木製からアルミ製、樹脂製、アルミ樹脂複合製など、時代に合わせて進化することで、今ではピッタリ閉まるようになっています。
日本にガラス窓が登場したのは明治時代よ!

〜 大正時代
主に、木と紙だけの窓だった
木の枠に紙を貼り付けただけの障子、または、木の戸が主流だった。

昭和時代
ガラス入りの窓が普及
明治時代に登場した、木の枠にガラスを入れた窓が、一般家庭に普及した。

アルミ窓に進化
窓からのすきま風が少なく、雨が家の中に入ってきにくいアルミ窓が主流になった。

現在〜
樹脂窓・アルミ樹脂複合窓が登場
より暖かく快適な住まいにするため、断熱性に優れた新しい素材の窓に進化。

最新の窓はハイブリッド構造!
ハイブリッド窓は、アルミ窓と樹脂窓の長所を生かし、強度と耐久性に優れ、断熱性が高い窓です。
アルミ窓
耐久性は高いが熱を伝えやすい

樹脂窓
熱を伝えにくいが耐久性が低い



フライパンもハイブリッド窓と同じ熱を通しやすい金属と熱を通しにくい樹脂が組み合わさったハイブリッド構造なんだよ


そもそも窓にはどんな役割があるの?
窓には、私たちの生活を豊かにしてくれる、いろいろな役割があります。どんな役割があるのか見てみましょう。

眺望

四季折々の景色を眺めることができ、住む人の心を和ませる
採光

太陽の光を採り入れることで、部屋が明るくなったり、冬は部屋を暖かくしたりできる
採風

風を採り入れて、室内の空気の入れかえや、温度や湿度の調整を行い、すがすがしい気分にする
いろいろな形の窓があるケモ!


窓は開き方や取り付ける位置によって、
もっと快適になります!
窓の開く向きを工夫する
ガラスが外側に開く形の窓は、ガラスに当たった外の風を室内に取り込みやすくします。また、2カ所以上窓を取り付けると、風の通り抜けもスムーズです。

窓の取り付け位置を工夫する
空気は、暖かいと上に、冷たいと下に移動します。この性質を生かし、低い所と高い所に窓をつくれば、下から入って来た空気は、室内で暖まると上の窓から出て行くという、風の流れをつくり出せます。

大切な家づくりのお手伝いをする仕事です
株式会社LIXIL サッシ・ドア事業部 カタログ制作担当
LIXILは、普段何げなく使っている窓やトイレなど、家やいろいろな建物を建てるために必要な、建材や住宅設備機器を企画・製造・販売する建材メーカーです。たくさんの企画者や開発者たちが、みなさんがより豊かで快適な時間を過ごせるよう、商品づくりを行っています。
私の仕事は、「窓」を企画する部署で、カタログをつくることです。家を建てる時、窓や玄関などの商品は、カタログを見て選びます。カタログを通して、家づくりのお手伝いをする、そんな仕事にやりがいを感じています。
カタログは、より良い家づくりをするための、商品選びのお手伝いをします。
