サービスステーションは、ガソリンなどの自動車燃料を取り扱っているところ。いわゆるガソリンスタンドです。毎日たくさんの自動車がやってきますが、いったいガソリンはどこにあるのでしょうか? 太陽石油に聞きました。
- 自動車燃料の仕事
- お客さんと接する仕事
- 車に関わる仕事
サービスステーションの地下タンクにためられているよ。
サービスステーションのひみつ!
ガソリンをためておくタンクは地上には見当たりません。敷地内の地下に埋められています。また、サービスステーションは地震などの災害時でも火事などが起きないよう、安全に配慮してつくられています。
地下タンクのガソリンの量ってどれぐらいだろう?
1 地下タンク
一般的な容量は48キロリットル。ガソリン、軽油、灯油が油種別に入っている。タンクは二重構造になっていて、万が一、タンクが壊れても石油が地中に漏れないようになっている
2 注油口
タンクローリーから地下タンクにガソリンなどを注ぎ込む口
3 ルブ室(ピット)
自動車の整備を行う
4 計量機
車にガソリンを入れるための機械
5 防火塀
高さ2m以上の耐火構造。火事になってもまわりに火がいかない
困った時はいつでもサービスステーションへ!
全国のサービスステーションの数はおよそ3万。自動車関連の施設だから、子どもには関係ない場所のように思えます。でも、困った時はいつでもサービスステーションにきてください。スタッフが親切に対応してくれます。
48キロリットルのガソリンって自動車何台分?
48キロリットルの地下タンクには、自動車何台分のガソリンが入っているでしょうか? (1キロリットル=1000リットル。自動車1台に60リットル入るとします)
計算式:48000÷60=800
答え:自動車800台分
スタッフは危険物取扱者の資格を持つ!
サービスステーションのスタッフのうち、1人は必ず「危険物取扱者」の資格を持つことが消防法で定められています。ガソリンは揮発油とも呼ばれ、常温では気体になりやすく、火を近づけると爆発する危険性があります。こうした危険物だから、資格を持った人がきちんと管理しているのです。
太陽石油のキャラクターソラトくんだよ、よろしくね。
危険物取扱者とは?
危険物の取り扱いに必要な国家資格で、甲種、乙種、丙種の3つがある。サービスステーションは、ガソリン、灯油、軽油などを扱ったり、管理することのできる甲種または乙種4類の資格が必要。
タンクローリーの運転手も危険物取扱者の資格が必要だよ。
スタッフはこんな仕事をしているよ!
スタッフが給油を行うサービスの場合
- まずは明るい挨拶から。「いらっしゃいませ!」お客さまの車を給油位置に誘導する。
- 支払い方法、油種と数量の確認をして、給油開始。
- 給油の間に、灰皿の清掃、窓ふき、ワイパー、エンジンルーム、タイヤの点検などを行う。
- 給油が終わったら、車の給油口のキャップを閉め、きちんとロックされているかを確認。
- 代金の精算。
- 周りの安全を確認して、車を送り出す。「ありがとうございました!」
- 給油の他に、車のメンテナンス(オイル交換、タイヤ交換、バッテリー交換など)や、洗車なども行う。
- 敷地内の清掃。トイレ、ルブ室(ピット)、洗車スペース、スタッフルーム、ゴミ箱など、チェックする場所はいろいろ。
最近は、ドライバーが自分で給油する、セルフのサービスステーションが多いんだって。
石油は私たちの生活に欠かせない存在です
太陽石油株式会社
総務部CSR推進グループ 寺島花凜さん
太陽石油は中東などから原油を仕入れ、ガソリンや衣類・プラスチックの原料などを愛媛県・山口県の工場で製造し、サービスステーションや化学メーカーに販売しています。
皆さんの車にガソリンが給油されるまでには、海外から原油を積むタンカーを手配する人、装置を運転する人、タンクローリーでサービスステーションにガソリンを運ぶ人、そして、皆さんの車にガソリンを給油するサービスステーションで働く人など多くの人が関わっています。
太陽石油で働く人々は、毎日地域の皆さんの「当たり前」の生活を支えるために働いているのです。
SOLATOは、太陽を意味する「ソーラー」と、明日を意味する「トゥモロー」という2つの言葉を組み合わせて作られたものです。
▲四国事業所の全景。東京ドーム約14個分の広さです