安心して移動できるトータルナビゲーションとは？
おしごと年鑑
社会の土台を支えるお仕事
2022年度
知らない街でもスマホやタブレットで道案内してくれる、ナビゲーションサービスのナビタイム。ナビタイムジャパンに、誰もが安心して移動できるトータルナビゲーションについて、教えてもらいました。
- 経路検索の仕事
- 情報技術の仕事
- 移動に関わる仕事
出発地から目的地まで安心してたどり着ける道案内だよ。さまざまな移動手段を組み合わせて、人やモノの移動を支えているよ。
夏休み、ユイとヒナタはケモノンの別荘に遊びに行くことにしました。2人はたどり着けるでしょうか？
家から徒歩でA駅に行って、地下鉄でB駅へ。そのあとバスに乗り換えて空港に行くケモ。飛行機を降りたらタクシーで30分くらいケモ。
ご案内します。
ミスター・ナビタイム
さあ、出発だ！
ナビタイムがきめ細かに移動をサポート
ナビタイムは、出発地と目的地を入力するだけで、どうやったらその場所にたどり着くことができるかを教えてくれる、ナビゲーションサービスです。どんな移動手段を使って、どのくらいの時間でたどり着くことができるのか、すぐにわかるので便利です。でも、それだけではありません。「人が移動するとき、どんなところで困るのか、それを解決するにはどうしたらいいのか」というところに着目し、目的地まで安心・安全にたどり着くことができるよう設計されています。
ルートを選ぶと、目的地へ行くまでの便利な電車の乗り方やドアが開く方向、電車を降りた後の出口への経路を表示します。エレベーターに近い降り口も表示。一つひとつの駅をナビタイムジャパンの社員が足を使って調べており、一番便利だと思うルートが示されます。
▲降りる時にエレベーターに近い車両（❶）や電車の混み具合（❷）も瞬時にわかる。駅の構内図（❸）も表示
徒歩で移動する時は、地図に自分の位置と目的地が表示され、到着するまでの道順を音声でガイドしてくれます。方角を見失って左右どちらに行くのが正しいのかわからなくなっても、「ななめ右方向、ゆるい坂をのぼる」など、目印や進行方向を読み上げて、わかりやすく案内します。
インターネットで、タクシーやシェアサイクルの会社、航空会社、鉄道会社の予約サービスとつながっているので、飛行機や特急列車の空席照会や予約もできます。
自動車で移動する時は、渋滞していないルートを提案することもできます。すいている道路を使って目的地まで行くと、交通渋滞の緩和に協力したということで、さまざまなお店で利用できるポイントもつきます
無事に着いたよ！
人やモノの移動情報から
社会的課題の解決も目指す
例えばあるホールで大きなコンサートがあると、そこへ向かう人たちは、前日に行き方を検索します。この膨大な検索データを集計すれば、どのくらいの人がどんなルートでそのホールに向かうのかがわかり、周辺のお店では、どのくらいの人が買い物や食事をする可能性があるのかがわかります。こうしたデータをビッグデータといい、社会のさまざまな場面で役立てることができます。
道路が渋滞しやすい時間やルートがわかれば、渋滞緩和のためにどこに新しい道路や交通機関を造ったら良いのかがわかるし、観光にやってきた外国人の国籍や訪問目的などの属性別にどんなルートで観光したのかがわかれば、それぞれの好みに合わせたおすすめの観光プランも考えることができます。
ナビゲーションを通じて集めたデータを元に、社会の課題解決に役立てています。
▲集められたデータを、さまざまな角度で検証
地道なデータ作成や開発が、便利なナビを支えています。
株式会社ナビタイムジャパン 開発者のみなさん
経路検索アプリはたくさんありますが、ナビタイムの優れているところは、エレベーターの位置や目印になるものなど、実際に街を歩くユーザーが「欲しい」と思う情報を、先回りして教えてくれること。これは、ナビタイムジャパンの社員が何度も街や駅に足を運び、時間帯や経路などの条件を変え、どうしたらユーザーが一番快適に街を歩くことができるかを検証し、実現したものです。たくさんのホームがある新宿駅では、実に3000回もの検証を繰り返しました。最先端の情報技術を扱う会社ですが、ユーザーに寄り添い、社会に役立つナビゲーションのあり方を、いつも模索しています。
世界中の人が、より安心して移動できる
サービスを、力を合わせて開発しています！
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