みんな大好きなポテトチップス。どうやって作られているのでしょう? 日本で最初に工場でのポテトチップスの量産化に成功した湖池屋に、聞きました。
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大きな機械で、一気に作るよ!
1年間に、5億袋近くのポテトチップス
がつくられているよ。
じゃがいもの皮むきから袋づめまで、
自動化された工場の様子をみてみましょう。
❶じゃがいもの洗浄・皮むき
原料のじゃがいもは、
主にポテトチップス用の
じゃがいもなんだね。
トヨシロ
きたひめ
ポテトチップス用のじゃがいもは、私たちが普段たべるじゃがいもよりも糖分が少なく、あげてもこげにくいじゃがいもだよ
❷原料選別
❸スライス
❹油であげる
❺味付け
調味料(フレーバー)と混ぜ合わせて、
さまざまな味をつけるよ。
❻自動計量
❼自動包装
日本が誇る各地の素材を活かしたポテトチップスが登場
日本の魅力的な食材と、湖池屋のポテトチップスがコラボレーションする「湖池屋 JAPAN PRIDE(ジャパン プライド) プロジェクト」。日本には、四季折々の風土や文化から生まれる、その土地ならではの素材がたくさんあります。
湖池屋は「宗像(むなかた)」「⼩⾖島(しょうどしま)」「今⾦(いまかね)」「神⼾」「⾦沢」「熊本」の素材を活かした商品を開発しています。各地域での取り組みに賛同して1袋あたり1円の寄付をするなど、商品を通じて地域貢献につなげたいとの思いで展開しています。
❶ 今金
・「今金男しゃく」の認知拡大
・今金地方の振興
❷ 金沢
・林業の振興、木の文化都市の保全
・金沢の文化振興
❸ 神戸
・畜産農家の応援
・日本ブランドの継承
❹ 小豆島
・オリーブの認知拡大
・観光客誘致
❺ 宗像
・海の環境保全
・自然遺産の保護
・世界遺産の認知拡大
❻ 熊本
・熊本の産品販促・地元農家の応援
・九州プレミアム芋の拡大
・雇用創出(九州阿蘇工場)
ポテトチップスを食べて地域を応援できるんだね! 美味しそうだなあ。
量産化の成功で、ポテトチップスは広まった
1960年代当初、まだポテトチップスは一般的なスナック菓子ではなく、手作りが主流の珍しいものでした。湖池屋を創業した小池和夫は飲食店で食べたポテトチップスに感動。自宅で手作りし、1962年に「湖池屋ポテトチップス のり塩」の販売を始めます。オートフライヤーの導入により、湖池屋が日本で初めて工場での量産化に成功したのは5年後の1967年。今ではポテトチップスは、誰もが知っている定番のスナック菓子となっています。
もしもの備えに! 5年保存できるポテトチップス
「⾷でくらしをゆたかに。」をテーマとして、湖池屋は“⾷”を通じた社会貢献活動に取り組んでいます。災害時などに求められる新しい⾷の形として開発されたものが「KOIKEYA LONG LIFE SNACK(コイケヤ ロング ライフ スナック)」です。通常のポテトチップスの賞味期限は6カ⽉ほどですが、⽸に⼊れることで、密閉性・防湿性・遮光性が上がり、5年保存が実現しました。⽇常から⾷べ慣れた安⼼感のあるポテトチップスの味わいと、⽇常の暮らしの中に違和感なくフィットするデザインにより、「ほっとする時間」をお届けします。
缶入りなので、キャンプなどのアウトドアにも!
紙を使った新パッケージ
湖池屋では、2022年に発売60周年を迎えることを記念して、初めての紙パッケージ商品「KOIKEYA The(コイケヤ ザ)のり塩」と「KOIKEYA The麹塩(こうじしお)」を作りました。
プラスチックは便利なものですが自然に分解されません。プラスチックのごみは海洋汚染問題に影響があると言われていて、プラスチックのごみを減らす必要があります。
環境への配慮に加えて、湖池屋が60年で積み重ねてきたこだわりをつめこんでいます。
SDGs(エスディージーズ)について楽しく学べるオリジナルアニメを制作!
株式会社湖池屋 マーケティング部
大賀愛子さん 小林重文さん
私たち湖池屋は、アニメ湖池屋SDGs劇場「サスとテナ」を作っています。「たくさんの人々においしさと楽しさをお届けしたい」との湖池屋の想いをもとに、「みんなに楽しくSDGsを学んでもらえるアニメを作ろう!」と制作がスタート。お菓子メーカーの私たちにとって、初めてのチャレンジでした。
主人公は双子のクノイチ「サス」と「テナ」。地球上の様々な問題を反映した怪獣たちを前に、知恵と言葉で大奮闘します。お話の最後に登場する、相葉蕉の俳句にもご注目。短いアニメで楽しみながらSDGsを学べますよ。ぜひご覧ください!。
「サスとテナ」に会いにきてくださいね!
▲アニメ湖池屋SDGs劇場「サスとテナ」︎