普段わたしたちが何げなく使ったり、見たりしているアレやコレ。どこかから運んできたのはわかるけれど、どうやって運んできたのか気になりませんか? 佐川急便に、聞いてみました。
モノを運ぶプロフェッショナルが、
いろんな工夫をして運んでいるよ。
養殖場から生きたサーモンを運ぶ
サーモンの中間養殖場から50キロほど離れた水産加工会社のいけすまで、生きたままサーモンを輸送しています。品質を守るために輸送時間や積み込み、下ろし作業により一層の気を使っています。また輸送中の揺れや衝撃などで魚に影響を与えてしまわないよう、運転方法についても細心の注意を払っています。
生き物を生きたまま輸送する
のは大変なんだ!
北海道の流氷を三重県へ!
三重県の水族館で、オホーツク海の流氷を展示したいという要望がありました。普通の水が凍る温度は0度で、0度を超えると氷は解け始めます。海水でできているオホーツク海の流氷は、凍る温度がマイナス1.8度で、通常の氷よりも低い温度で解け始めます。輸送の際は、とにかく氷が解けないように、コンテナに積み込む時間などをできる限り短縮して、冷凍輸送が可能なクールコンテナで運びました。
▲設定した温度を保ちながら輸送ができるクールコンテナ
佐川急便では、温度を一定に保つコンテナなど、輸送用の機器も開発しているケモ。
隠れたサポーター!サッカーチームの遠征を支援
サッカー選手がプレーをするのに必要なのは、シューズとユニホームだけでしょうか? いいえ、一つのチームが試合をするために遠征するとき、さまざまな器具も一緒に持っていかなければなりません。ボールやカラーコーン、マッサージ機、飲料水など、必要な用具一式を運ぶことで、佐川急便は見えないところでチームをサポートしています。
▲シーズン中は、さまざまな遠征先に、休む間もなく移動します。選手たちの元へ必要な機材を間違いなく届けるため、航空便を使ったり、カーフェリーを利用したり、さまざまな輸送手段を駆使して遠征をサポートします
つみたての新鮮な茶葉をスピード輸送!
お茶のおいしさは、茶葉をつんでからの鮮度が命! 佐川急便は早朝、お茶農家を回ってつんだばかりの茶葉を回収、検品や仕分けをして午後には飲料メーカーの工場に運ぶ仕事も請け負っています。みんなが飲んでいるおいしいお茶の裏には、できるだけ新鮮な状態で茶葉を運ぶ努力もあるんですよ。
▲いくつもの回収先を回って荷物を回収することを、「ミルクラン」というよ。効率的な回収が、スピード輸送のキモだよ
さまざまなモノを、あらゆる知恵を絞って運んでいます
佐川急便株式会社 経営企画部
広報課 山田侑輝さん
普段口にしている食べ物や、身につけている洋服、建物をつくるのに必要な大きな建築材料、博物館の展示物など、これらすべては誰かが「運ぶ」ということをしなければ、みなさんの元へは届きません。
佐川急便は「宅配便」というイメージが強いかもしれません。しかし実はみなさんに見えないところで、さまざまなモノを運んでいます。その中には、簡単には運ぶことができないものもあります。私たちは運ぶモノに合わせてさまざまな専門家と相談し、ひとつひとつの荷物の特性に合わせてできるだけ早く、そして無事に届けられるよう、みなさんの思いも一緒にのせて運んでいます。
世の中になくてはならないもの、「運ぶ」こともその中のひとつです。
これは佐川の女性たちの写真集「佐川女子」。女性もたくさん活躍している会社ですよ!