青空の下で遊ぶのって気持ちがいいですよね。もし太陽がなかったら、真っ暗だし寒いし困ることがいっぱいあります。太陽の光は私たちにどんな影響があるのか、資生堂に教えてもらいました。
- 美容の研究の仕事
- 商品開発に関わる仕事
- 化粧品を紹介する仕事
太陽の光は動植物には欠かせないエネルギー。
でも紫外線には気をつけて!
太陽の良い影響
・体のリズムが整えられる
・カルシウムを吸収するのに役立つビタミンDが作られる
・干した衣類や布団を殺菌してくれる
・植物が光合成をすることで、酸素と栄養をつくる
太陽の悪い影響
・日焼けやシミ・しわ、皮膚がんなどの原因になる
・免疫力(ウイルスや菌と戦う力)が弱まる
・目の病気(白内障)の原因になる
■悪い影響の原因は
「紫外線」
紫外線から身を守るにはどうしたらいいの?
紫外線は、目には見えない太陽の光の一部。骨を強くするビタミンDを作るなどいいこともありますが、あびすぎると目を傷めるなど病気の原因になるので、上手に付き合っていくことが大切です。
帽子や服装で身を守る
日焼けで肌が黒くなるのは、体の中に紫外線が届かないように肌が防ぐためなんです。紫外線から肌を守るために、帽子をかぶり、服装も長袖にするなど工夫しましょう。
日焼け止めをぬる
日焼け止めは、紫外線が体の中に届かないようにするバリア。日焼け止めの強さを表すSPFは肌を赤くする紫外線を防ぎ、PAは皮膚の中まで届くような紫外線を防ぎます。
SPFやPAの数字や+の数が大きいほど、効果も高いんだって。
紫外線の強い場所や時間を避ける
▲海やスキー場は特に紫外線が多いよ
紫外線が強い時は、屋根の下など日陰に入るようにしましょう。
紫外線が多いのはどんなとき?
紫外線が強いのは晴れの日だけど、雨の日でも紫外線はふり注いでいます。 紫外線が強い時間帯は午前9時から午後3時。特にお昼の12時頃が一番強いです。春から秋にかけては紫外線の強さも量も増えるから、注意しましょう。
晴れの日の紫外線量を100とした時の場合
季節による紫外線の強さと量の変化
日焼け止めの正しいぬり方を覚えよう!
1 一円玉の大きさぐらいの量を手のひらにとる。
2 イラストのように、顔の5カ所に日焼け止めを置く。ほおには少し多めに。
3 顔の内側から外側に向かって、円を描くようにして優しく広げる。
ほお
おでこ
鼻
口のまわり
あご
4 ①から③をもう一度くり返す。
一日の終わりには、洗顔料や
石けんをよく泡立てて
優しく洗って、日焼け止めを
落としましょう。
効果を持続させるためにも2~3時間おきのつけ直しがおすすめポン。
手足のぬり方
腕や足にぬるときは、直接線を書くようにとって、手のひらで円を描くようにして広げましょう。
日本の日焼け止めには、100年以上の歴史あり
日焼け止め今昔
昔
日本の日焼け止めには、100年以上の歴史があります。1915年に資生堂が研究を始め、1923年には日焼け止め「ウビオリン」が発売されました。
紫外線の悪影響はまだそこまで知られていませんでしたが、日焼けをしたくない多くの女性たちに喜ばれました。
▲1923年に発売されたウビオリン
今
汗や水に触れると
紫外線をブロックする膜が強くなる!?
汗や水によって日焼け止めは流れ落ちやすくなります。でもアクアブースターという先端技術では、汗や水に触れると紫外線をブロックする膜が均一になることで、紫外線から肌を守ってくれます。
※イメージ図
お日さまの下で楽しく遊ぶために
株式会社 資生堂 ブランド価値開発研究所
中西紘美さん
強い紫外線から肌を守るのは、子供のころから大切なことです。資生堂は100年以上、日焼け止めの研究を続けてきて、汗や水に触れると紫外線をブロックする膜が強くなるアクアブースターという画期的な技術を開発しました。学校生活では授業でプールに入ったり、外で遊んで汗をかくことが多いので、そんな時でも簡単に流れ落ちてしまわないような対策が必要ですね。また、肌の弱い方のために、配合成分にこだわった低刺激タイプの日焼け止めも開発されていますよ。
きちんと紫外線から肌を守れるよう、事前に振るものはよく振ってから、ぬりムラができないようにたっぷりの量を手のひら全体を使って大きく円を描くように丁寧になじませましょう。ぬり残しがちな髪の生え際・小鼻のわき・首の後ろ、耳・手・足の甲は特に意識してつけるようにしてくださいね。
汗をかいた後などはすぐに、長い時間外で活動するときは2〜3時間おきにつけ直しましょう。
きちんと紫外線対策をして太陽の下で思いっきり学校生活を楽しんでくださいね。