しごとについての質問
「ずっとバレエを続けています。本気で将来バレリーナになりたいです。どうすればなれますか?」(15歳・女子)
「これも学習マンガだ!」山内康裕 (やまうち やすひろ)さん
※「これも学習マンガだ!」公式WEBサイト https://gakushumanga.jp/
作者がバレエ経験者のマンガをご紹介しましょう
『舞姫 テレプシコーラ』(第1部全10巻、第2部全5巻)
著者:山岸涼子
出版社:株式会社KADOKAWA
価格:各649円~ (税込)
電子書籍あり
ずっとバレエを続けているということは、きっと小さな頃からコツコツと練習を頑張ってきているのでしょう。バレリーナになる具体的な方法は、バレエの先生に教えてもらえると思うので、今回はバレリーナを目指す人におすすめのマンガをご紹介します。
1作目は、『舞姫 テレプシコーラ』です。作者の山岸凉子さんはバレエ経験者で、他にも『アラベスク』や『ヴィリ』などのバレエマンガを描かれています。
踊るのが好きでのんびり屋の小学5年生の六花(ゆき)と、プロバレリーナを目指す優秀な姉の千花(ちか)。母親がバレエ教室の先生という2人は、身体の問題やケガなど、それぞれの違った悩みを抱えながら、日々バレエの練習に励みます。
だんだんと上達していく六花ですが、ある日、コリオグラファー(振付家)としての才能をうかがわせる場面が登場します。そしてそれが大役への抜擢(ばってき)につながります。
テーマは重くシビアな作品ですが、自分はどんなことが苦手で、何が得意なのかを考えるきっかけにも。ぜひ読んでみてください。
本人の努力はもちろん、周りの協力も必要なようです
『ダンス・ダンス・ダンスール』(連載中)
著者:ジョージ朝倉
出版社:小学館
価格:607円~(税込)
電子書籍あり
『ダンス・ダンス・ダンスール』は、2022年4月からアニメ化もされた作品で、中学生になってからバレエダンサーを目指し始める男の子・潤平が主人公です。潤平はバレエに憧れながらも、「男らしくない」という理由でバレエを避けていましたが、同じクラスに転校してきた女の子・都に誘われてバレエ教室に通い始めます。
ダイナミックな動きが魅力的で、読むと思わず体を動かしたくなるマンガです。また、バレエを始めたばかりの潤平が主人公なので、始めたばかりの楽しさ、上達するうれしさが伝わってきます。
作中では、バレエ教室を替えるのかどうかなど「どちらを選択すべきか」という問題がしばしば潤平の前に立ちはだかります。どちらを選んでも、誰かを傷つけてしまうかもしれない。そんな時潤平は、自分が目指すものは何なのかを考えて、きちんと周囲に説明をします。
バレリーナを目指すには、本人の努力はもちろん、周りの協力も必要なもの。何かを悩んだ時には、自分の本心を見つめて、周りに相談をしてくださいね。