アナウンサーになるには、どんな準備をしたらいいの?

2020.08.31 おしごとBOOK

しごとについての質問

「アナウンサーになりたいです。どうしたらなれますか?」(12歳・女子)

児玉ひろ美(こだまひろみ)さん

公共図書館司書、JPIC(出版文化産業振興財団)読書アドバイザーの官民両方の視線から子どもの読書推進活動を展開。幼稚園・保育園から中学生までを対象にしたお話し会、ブックトークの実践とともに、教員や一般成人への講座や講演も多数。鎌倉女子大学短期学部初等科教育学科非常勤講師。新渡戸文化短期大学生活学科非常勤講師。小学館集英社プロダクション教育アドバイザー。

世界への視野を広げてください


『目で見てかんじて 世界がみえてくる絵本』

著者:ロマナ・ロマニーシン アンドリー・レシヴ

訳:広松由希子

出版社:河出書房新社

価格:2000円(税別)

アナウンサーはテレビやイベントなどでは欠かせない存在で、非常に華やかで魅力のあふれる仕事ですね。昨今はWEBなども含め活躍の場も多様化し、以前より活動のチャンスが広がり、多くの能力が求められているようです。


アナウンサーにとって、声や言葉のトレーニングはもちろん大切ですが、それ以前に物事をどう見るかはとても重要なことです。自分の主観や思いに流されず、客観的かつ多方面から、事実を見る力を養わねばなりません。


こんな絵本をご存じですか? 『目で見てかんじて 世界がみえてくる絵本』。蛍光色が刺激的な、ウクライナのデュオによるユニークで美しい絵本です。英題は『I See That』。「見ること」について、人間の目の働き、動物や昆虫の視線、錯覚、視覚を補う道具、点字、目に見えないものの存在などを、グラフィックで大胆に表現し、世界への視野を広げてくれます。同じデュオによる、音の世界を図解した『うるさく、しずかに、ひそひそと』とは姉妹編です。ぜひ、あわせてご覧ください。どちらの作品もビッグバンを思わせるシーンから始まり、世界を縦横無尽に広げてくれます。

説得力のある大人の会話を身につけましょう


『形容詞を使わない 大人の文章表現力』

著者:石黒 圭

出版社:日本実業出版社

価格:1400円(税別)

当然のことですが、テレビ番組では、アナウンサーをはじめ、俳優、歌手、タレント、芸人と、さまざまな方が言葉を発します。そんな時、短いコメントでもキラリと輝き、説得力のある方とそうではない方、いらっしゃいますね。


違いは何だろうと、ずっと気になっていましたが、どうやら、その違いは、「すごい」「やばい」などの、形容詞の多用にあるようです。ではどうすれば、説得力のある大人の文章(会話)が紡(つむ)げるのか? 


『形容詞を使わない 大人の文章表現力』によると、表現のひと手間が必要で、お料理のように“食べられれば良いとばかりにではなく、器や盛り付けに気を配りおいしそうにして見せる”ことが必要とのこと。具体例も多く、横書きで気軽に読める1冊です。