
飛行機が飛ぶためにはジェット燃料(航空燃料の1つ)が必要です。でも「てんぷら油」で飛行機を飛ばすとは、どういうことなのでしょうか? 成田空港に聞きました。
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使用済みのてんぷら油などを原料にした「SAF(サフ)」という燃料で飛行機を飛ばすんだ。成田空港でもSAFは使われているよ。
てんぷら油が航空燃料に?
SAFは環境にやさしい航空燃料!
従来の化石燃料(石油など)を由来とするジェット燃料を使用した飛行は、CO2(シーオーツー)の排出量が問題でした。それに対して、てんぷら油などの植物を由来とする燃料「SAF」を使用した飛行では、CO2の排出量を最大約80%も削減できるので、解決策として注目されています。

SAFは「Sustainable Aviation Fuel(サステナブル アビエーション フューエル)」の頭文字で、「持続可能な航空燃料」という意味だよ!

SAFはこうやってつくる!
SAFは、使用済みのてんぷら油(廃食油)、とうもろこしやサトウキビ、古紙や木くず、家庭ゴミなどを原料にしてつくった燃料で、従来のジェット燃料にまぜて使います。
タンクにもSAFの文字があるポン!


現在ジェット燃料との混合率は50%までと決まっているよ
動画も見て!

SAFがエコな理由とは?
SAFの原料は主に植物に由来します。SAFを使うとCO2は排出するけれど、吸収も可能になります。
つまり、SAFがエコな理由は「大気中のCO2を増やさない」から。日本は2030年に燃料使用量の10%をSAFに置き換えることを目標にしています。
日本でのSAFの利用率は、今は全体の1%にも満たないぐらい。値段がジェット燃料の数倍することが理由のひとつみたい。
だけど「地球にやさしい」という理由から、世界での需要はどんどん高まっているよ

4コママンガでくわしく!

燃料を燃やしたのにCO2が増えない?

世界の航空業界では、2050年に「CO2の排出実質ゼロ」の達成を目指しているよ!

成田空港では、SAFの原料「スイートソルガム」を栽培しています!
現在、SAFの原料には廃食油がもっとも多く使われていますが、必要な量には足りていません。成田空港では、SAFの原料として、「スイートソルガム」という植物に注目して栽培をしています。将来的には栽培を拡大して、SAFの製造から利用までを地域全体で取り組んでいく方針です。

成田空港のまわりの騒音対策用地で栽培しているんじゃ!
成田空港は脱炭素化へ向けて2050年度までの目標を立てています!
成田国際空港株式会社
経営計画部サステナビリティ推進室 谷口愛佳さん(左)
給油事業部 大塚 圭さん(右)
成田空港では、2050年度に空港全体から排出されるCO2を、2015年度と比べて50%削減する目標を立てています。空港全体のCO2のうち、航空機の運航によって排出されるものが、約6割を占めています。「SAF」は、こうした航空機の脱炭素化を効果的に進めるための重要な手段です。成田空港は、関係する企業と協力して、積極的にSAFを受け入れています。環境に配慮しながら空港を運営する、成田空港のサステナブルな取り組みに、これからもご注目ください!
豊かな地球を将来もずっと守り続けていきましょう!
