
テレビのニュースなどで「TOPIX」(トピックス)という言葉を聞いたことがあると思います。株式や経済に関するニュースによく出てきますね。TOPIXについて東京証券取引所に聞きました。
- 証券取引所の仕事
- 株式売買の仕事
- 経済に関する仕事
株式市場全体の 〝元気度を測るものさし〞 のひとつだよ。
TOPIXは「東証株価指数」とも言う、株式市場の動きを表した数値(株価指数)のひとつです。東京証券取引所で株式が売買できる企業のうち、一定の基準を満たした約1700社(2026年3月末現在)の「時価総額」(下のコラムで解説)から算出した数値で、これが株式市場全体の 〝元気度を測るものさし〞 となります。他にも「日経平均株価」など、日本にはたくさんの株価指数があります。TOPIXは、東証と同じ日本取引所グループの子会社であるJPX(ジェーピーエックス)総研が算出しています。
株価指数の注目は「TOPIX」と「日経平均株価」!
株価指数のうち、特に注目されるのがTOPIXと日経平均株価です。この2つの指数は対象とする企業や計算の仕方に違いがあります。株式に投資する人たちは2つの指数の特徴を理解しながら、判断材料などにしています。
株価指数は株式市場の状況を「見やすくする」指標なんだ。


▲TOPIXは「Tokyo Stock Price Index(トウキョウ ストック プライス インデックス)」の略。東証の約1700銘柄の「時価総額」をもとに算出された指数

▲日経平均株価は、日本経済新聞社が選んだ、東証のプライム市場の代表的な225銘柄の「株価」をもとに算出された指数
(出所:日経平均プロフィル)
こういうのニュースでよく見るよね!


TOPIXの考え方
日経平均株価の考え方
商品の数を含めた全体の値段に注目して計算する
200 × 1 + 200 × 2 + 200 × 1 + 100 × 4
= 1200
合計1200円
1品目あたりの値段に注目して計算する
(200 + 200 + 200 + 100 )÷ 4(品目)
= 175
1品目あたり175円


買い物かごに入っている全体の値段が変わってくる
250 × 1 + 200 × 2 + 200 × 1 + 50 × 4
= 1050
合計1050円
50円の値上がりと50円の値下がりなので、結局
(250 + 200 + 200 + 50 )÷ 4(品目)
= 175
1品目あたり175円
TOPIXを見れば、日本経済の動向がわかる!
TOPIXは、1968(昭和43)年1月4日の時価総額を100ポイントとして、現在の時価総額が何ポイントにあたるかを表したものです。TOPIXは株式市場全体の動きを反映する指標とされていて、市場の景況感(好景気か不景気か)や将来の見通しなど、日本経済の動向を示しています。

一般的に景気がいいと株価が上がるんだって!

最近は上り調子で3000ポイントを超えたポン!

時価総額ってなに?
時価総額は、会社の規模や市場での評価を表すものです。
株価×発行株数=時価総額
たとえばA社が、株価100円の株を100株発行していれば時価総額は1万円。B社が株価800円の株を10株発行していれば時価総額は8千円。A社のほうが会社の規模は大きいということになります。

世界の有名な株価指数!
世界にはさまざまな株価指数がありますが、アメリカには「NY(ニューヨーク)ダウ」「S&P(エスアンドピー)500」「NASDAQ(ナスダック)総合指数」という3つの有名な株価指数があり、世界経済に大きな影響力を持っています。世界経済は密接につながって動いているのです。


NYダウは1896(明治29)年にできた世界最古の株価指数じゃ。
日本からNYダウに連動した投資もできるのじゃ。
ちなみにNYダウは「株価」をもとにした指数でS&P500とNASDAQ総合指数は「時価総額」をもとにした指数だよ。

日本経済のバロメーター、TOPIXに注目してください!
JPX総研
インデックスビジネス部のみなさん
TOPIXをはじめとする指数は、市場の「ものさし」としての役割だけでなく、年金や投資信託など、大切なお金を運用するときにも広く使われています。 私たちの仕事は、こうした指数を正しく、止めることなく計算し続けることです。 毎日当たり前のように公表されている指数ですが、その裏では、細かな調整や確認が積み重ねられています。 また、上場会社の状況が変わったり、市場のルールが見直されたりするたびに、指数のルールも進化させていく必要があります。小さな変更でも、日本や世界の指数を利用するたくさんの人に影響を与えるため、私たちの仕事には慎重さと正確さが欠かせません。 私たちは、公正性・透明性・信頼性の高い指数を提供し続けることで、金融の世界を支えています。

