
電子機器の最も重要な部分「基板」には、「めっき」の技術が欠かせません。スマートフォンの小型化・高性能化にめっきがどのように役立っているのか、株式会社JCUに聞いてみました。
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スマートフォンの中に、スーパーコンピューターに匹敵する「基板」が入っているからだよ。
基板の中はどうなっているの?
基板は1枚に見えますが、さまざまな樹脂や金属の層が何層にも重なっています。そして、基板上の電子部品に電気を運ぶために、“めっき” を施した電気の通り道(電気配線)があちこちに作られています。

中を開けると…

いろいろな素材に金属の薄い膜をつけて、より有用なものに変える技術が“めっき”だポン。


板に細〜い溝や穴をあけてめっきをすると、金属がついて電気の通り道になるよ!



基板の断面じゃ。
電気配線は表面だけでなく、内部までのびているんじゃ。



基板の1層を取り出すと、電気配線が横方向に広がっています。何でもできる今のスマホは、たくさんの電子部品を固定し、たくさんの電気を必要とします。そのため、1層では足りず、縦に複数の層を重ねて多層基板にしているので、電気配線は縦方向にも広がります。
スマホやパソコンの「基板」って、どこにあるの?
電子機器を裏側から開けると見える、細かい部品がたくさんついた青緑色の板(絶縁体)が、“ 基板 ”と呼ばれるものです。基板は、IC(アイシー)チップや抵抗器などの電子部品を固定・接続する、いわば “ 電子回路の土台 ” で、電子機器の最も重要な部分になります。通話やゲーム、音楽、GPS(ジーピーエス)など、何でもできる現代のスマホでは、基板上の電子部品は非常に多くなっています。
JCUのめっき技術で基板を小さく! スマホも小さく!
ゲームや音楽などやりたいことが増えれば基板はどんどん大きくなるのかな?

従来のめっき技術だと、電気配線をまっすぐ上に通すことができません。電気配線は、階段状になり、横へと広がります(基板の大面積化)。

特殊なめっき技術で基板の穴を埋めることにより、電気配線を真上に通せるようになりました。その結果、電気配線の距離が短くなり、基板は小さくなりました。そして、スマホでも、パソコンのようにたくさんのことができるようになりました。

めっきの力で、もっと便利な未来の実現に挑戦!
株式会社JCU 総合研究所 電子技術開発部
三田柾斗さん
スマートフォンやパソコンには、めっきの技術が欠かせません。最近のスマホは高性能になり、通信も昔に比べてとても速くなりました。それに伴い、スマホの基板には小さな部品が多く入り、仕組みもより複雑になっています。構造が複雑になればなるほど、電気を基板の隅々にまで流すのは難しくなります。めっきはこのような課題を解決することに役立っているのです。
私が所属する電子技術開発部では、このような課題を解決するため、どうすればより良い製品や技術が生み出せるかを考えています。試行錯誤しながら、もっと便利な世の中の実現に向けて、新たな技術開発に挑戦していきます!
新しい技術開発に挑戦していきます!
