

専用のラバーでこすると、書いた文字が消せるペン「フリクション」が生まれて、今年で20周年!フリクションを開発したパイロットコーポレーションに、「こすると消える」仕組みと、これまでの道のりを聞きました。
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温度が高くなると色が「透明」になる特殊なインクのペンだよ。
専用のラバーでこすると、書いた文字を消すことができるんだ。
「フリクション」とは?

書いた文字を消せるペン「フリクション」には、温度が60℃以上になると色が透明になる「フリクションインキ」が使われています。ペンについている専用のラバーでこするときに生まれる摩擦熱で書いた文字の色が透明になり、まるでインクが「消えた」ように感じるのです。フリクションは現在、100以上の国と地域で使われています。
※「フリクション」は、株式会社パイロットコーポレーションの登録商標です。
インクが〝透明〞になる仕組み
「フリクションインキ」は、中にある特殊な「マイクロカプセル」が色の役割をしています。マイクロカプセルに含まれる3つの成分が、温度によって働きを変えることで、色が透明になります。普段は眠っている「変色温度調整剤」が、60℃以上になると目を覚まして色を透明にする働きをします。
マイクロカプセルに含まれる3種類の成分

色のもと(発色剤)

発色させる成分

消す成分
(変色温度調整剤)

変色温度調整剤は、普段は眠っている成分なんだって!


ポイントは「温度」なんだね!

〝ヨーロッパで先行販売し、爆発的なヒットを記録!
ヨーロッパの小学校は日本と違って、万年筆やボールペンを使う文化があります。万年筆で書いた文字を消すために〝消去液〞を使うと、同じ場所にはもう書き直せませんでした。そのため、間違えたら消せて、同じ場所に書き直せるフリクションが大ヒットしました。
編集者や記者の相棒に
2007年に日本で発売された「フリクション」をとても喜んだのは、ヨーロッパとは逆に、働く大人たちでした。
特に記者や雑誌の編集者など、ペンで「添削」や「修正」をたくさんする人たちでした。
彼らにとって、書いた文字を消せる「フリクション」はまさに〝救世主〞。今では、多くの編集者や記者の良きパートナーとして愛用されているそうです。
なかでも、ボールの太さが0.7mmのほうが主流なのだとか。

30年分の思いが詰まった「フリクションインキ」誕生秘話

今からなんと50年以上前、一晩で色が変わる紅葉のようなインクを作りたい!と考えた研究者がいました。当時、ボールペンのインクは「色が変わらずに、残り続けること」が一番大事なことであった中で、全く逆の発想をしたのです。
そうして、「温度の変化で色が変わるインク」を作りました。さらに30年研究を重ねて、温度の変化で色が透明になる「フリクションインキ」を完成させました。

ほかにもこんなフリクションがあるよ!
フリクションライト(蛍光ペン)
線を何度も引き直せるから、勉強のときに大活躍!

フリクションシナジー3(3色ボールペン)

フリクションスタンプ

予定が変わってもすぐに消せるからとても便利♪
「フリクション」には工夫がいっぱい!
株式会社パイロットコーポレーション 広報部 山田真帆さん
社名の「パイロット」には、水先案内人という意味があります。 私たちは筆記具の可能性を常に追求し、進化させている水先案内人なのです。 創業から100年以上、ずっと〝書く〞を支えてきました。
パイロットコーポレーションには、研究開発や設計、製造、マーケティング、販売などさまざまな仕事をする人たちが集まっています。そのみんなの力を合わせて、筆記具を使うすべての人に、書くことの面白さや大切さを届けるため、日々取り組んでいます。最近のフリクションにはたくさん種類があるので、ぜひ、お気に入りを探してみてください。
自分好みのペンを見つけてみよう!
