神奈川県藤沢市立大庭中学校の1年生は2024年7月、キッザニア東京のプログラムに参加し、夏休みの宿題として身近な人に仕事についてインタビューしました。「働くこと」への興味関心が高まった秋、「おしごと年鑑」で興味のある仕事を調べ、発表し合いました。
- 実践校
- 神奈川県藤沢市立大庭中学校
- 学年
- 1年生(2024年度)5クラス(計198人)
- 授業
- 総合的な学習の時間
- 時間
- 全6コマ
- 使った教材
- 「おしごと年鑑」
1コマ目 社会にはどんな職業がある?
夏休み中に身近な人にした仕事のインタビューをもとに、4人ずつの小さな班で発表し合った。難しい言葉は簡単な言葉に言い換えることを心がけた。
2コマ目 「おしごと年鑑」から興味を探る!
続いて、「おしごと年鑑」を開いて、自分の興味のある事柄や仕事について調べた。生徒たちからは「お仕事についていろいろよく知れた。自分が病院などに興味があると初めて気づいた」「仕事以外のことも知れた」といった反応があった。

3~4コマ目 4つの観点からスライドづくり
「おしごと年鑑」から自分の興味があった内容を1つ選び、年鑑やインターネット検索を使って、発表に向けたスライドづくりをした。企業・団体についてさらに調べるときは、誌面に載っているQRコードを端末で読み取り、ホームページを閲覧したという。①この仕事を選んだ理由②調べてわかったこと③この仕事の人にきいてみたいこと④この仕事を調べてみての感想――の4つの観点からまとめた。生徒からは「保育士のことをまとめて、もっとやってみたいと思った」といった感想があった。

5~6コマ目 発表
完成したスライドで、自分の選んだ興味のある仕事や事柄を発表し合い、質問もし合った。生徒からは「やりたい仕事だけではなく、ほかの仕事の内容もよく知れた」といった声があった。

企画した先生から
鈴木このみ 教諭
「おしごと年鑑」を通して、興味のある仕事や事柄を調べて、発表し合い、質問もし合いました。生徒の感想にもあったように、今回の授業を通して、自分の興味関心を掘り下げるだけではなく、知らない仕事についても学びを深めることができました。こうした取り組みが、生徒たちがこれから「働くこと」への意識を持つことにつながると思っています。