私たちは、1日平均27.5分のトイレタイムを過ごしています。また、最高で1時間以上もトイレに入っている人は、全体の約1割もいます。日常生活に欠かせない、大切なトイレについてLIXILに教えてもらいました。
平均で4~5回行くんだよ!
最新式のトイレはこんなに便利だ!
私たちが、1日に平均4~5回利用するトイレは、かつてはクサイ・キタナイ・コワイと嫌われていた場所でした。でも最新式のトイレは、いろいろな工夫で快適空間を作って、みなさんがゆっくり安心してトイレタイムを過ごせるようにしています。
汚れを防ぐ!
強力な水流が便器の中を勢いよく回ってしっかり洗い流すから、汚れがつきにくくてキレイ!
水面に張った泡が、おしっこの飛び散りを防ぐからおそうじがラクチ~ン!
菌を防ぐ!
プラズマクラスターイオン(※)で菌を防ぐから、いつも清潔!
※プラズマクラスターロゴ及びプラズマクラスター、Plasmaclusterは、 シャープ株式会社の商標です。
臭いを防ぐ!
気流を発生させて、便器内の臭いをくまなく吸い込むから、クサクなーい!
トイレでリラ〜ックス
トイレに座ると、心地よい音楽が自動で流れて、心も体もゆったり。
夜のトイレも怖くない!
自動で便器と足元をほんのり照らしてくれるから夜も安心。
現在、一般家庭の90.7%
が、水洗トイレを使用して
いるんだよ
昔のトイレはどんな形?
ひと昔前のトイレは、今とは形も使い方もだいぶ違うものでした。みなさんのおじいさんやおばあさんは、子どものころどんなトイレを使っていたのでしょう? 調べてみてくださいね!
昭和前半の和式トイレ
昭和時代の前半は、しゃがんで用を足す和式トイレが主流でした。水洗式だけではなく、ウンチを便器の下にためて、後で回収する汲み取り式もありました。今では住宅の9割近くが洋式のトイレになっています。
▲昭和時代の和式水洗トイレ
おじいちゃんとおばあちゃんの時代は和式トイレだね!
昭和後半の洋式トイレ
1964年、欧米で医療機器として開発されたシャワー式のトイレが、日本に初めて輸入されました。それから3年後、伊奈製陶(現在のLIXIL)が、国産初の温水洗浄機能付便器を生産開始。現在では一般家庭の約8割が使用しています。
▲1967年に登場した国産初の温水洗浄
機能付便器「サニタリイナ61」
お父さんやお母さんの時代は、シャワー式トイレかしら
トイレのない地域で活躍するトイレ
アフリカなどの開発途上国や、水が不足している地域では、バケツやビニール袋にウンチなどをして近くに捨てたり、家の外の草むらなどでしたりします。そのため、きちんと処理できなかったウンチなどから悪臭や病原菌が発生し、人々を悩ませています。このような問題を解決するため、プラスチック製の簡易式トイレ「SATO」が開発されました。
▲SATOは子どもたちにも大人気だ!
SATOのしくみ
①ウンチをした後、水を流す
②水とウンチの重みで弁が開き、水とウンチが流れる
③流した後、弁が閉じ、虫や悪臭を防ぐ
世界に誇れるトイレを作る
株式会社LIXIL トイレ・洗面事業部 清水隆さん
LIXILには、トイレの企画・開発から製造・販売にいたるまで、トイレ作りに関わる部署がたくさんあります。私はその中の、お客様の声や要望を集め、より使いやすいトイレを企画・開発する仕事をしています。私は、昔から機械や工作が好きで、身近な物を作り出す仕事に関わりたいと思っていました。なので、生きる上でなくてはならないトイレを、どうしたらお客様の求めに応じた便利なものにできるかを考え、作り出すことにやりがいを感じています。
昔のトイレは、クサイ・キタナイ・コワイと嫌われる、イメージの悪い所でした。でも今の日本のトイレは、海外の人が「スゴイ!」と驚くほど、カッコよくて機能的な、世界に誇れる製品に進化しているんですよ。
皆さんもぜひ、こんなトイレがあったら面白いな!
と、未来のトイレを考えてみませんか?