食品を保存するときラップで包むのは、どうして?

おしごと年鑑 身近な生活につながるお仕事 2023年度
旭化成グループ

料理に使った野菜や、おかずなどをとっておく時に、ラップで包むのはなぜでしょう? ラップで包むと、どんな効果があるのかを、サランラップ®を作っている旭化成に聞いてみたよ。

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空気にふれにくくなるので、食品が長持ちするよ。

サランラップ®は、空気を通しにくい素材でできていて、物にぴったりとくっつきます。サランラップ®で包むと、空気にふれにくくなるので、水分が抜けて乾くことや、内部の油分が酸化※することを防ぎます。これがもとのおいしさを維持して、食べ物を長持ちさせます。空気を通しにくいので、冷蔵庫や冷凍庫に保存したときのにおい移りも防げます。

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※酸化ってなに?
物質が酸素と結びついて、別の物質に変化してしまうことをいいます。

ガラポン

ラップは素材によってこんなに違う!

サランラップ®は「ポリ塩化ビニリデン」という素材でできています。 一般的なポリエチレン製ラップに比べて、酸素を通しにくく(約200倍)、水分を保つ力も高く(約2倍)、においを通さない力も強い(約80倍)のです。 密着性がよいので、食品にも食器にもピタッとくっつき、しっかり包めます。ハリ・コシがあり、使いやすさにもすぐれています。ラップを購入するときには、商品のパッケージに書いてある原材料名を見てから買うといいですね!

酸素ガスを通さず、 鮮度を保つ

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肉などの酸化を防ぎ、 新鮮さが長持ち

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サランラップ®のパッケージには、ポリ塩化ビニリデンという原材料名が書いてあります。

サランラップ®の上手な使い方

フレッシュなうちに保存

ごはんは、炊きたての熱いうちに包んで冷凍しましょう。パンは冷蔵保存に向かないので、ぴったり包んで冷凍庫へ。

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買ってきたトレーから出して保存

肉や魚は、買ったときのトレーをはずし、小分けにして直接サランラップ®で包み、急速冷凍。変色しにくく、鮮度を保ちます。

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野菜を包んで電子レンジで加熱

温野菜は、少量なら、電子レンジでの加熱がおすすめです。鍋でゆでるよりも手軽にスピーディーに調理でき、栄養分も残ります。

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サランラップ®の切り方のコツをマスター!

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フタを大きく開け、フィルムの真ん中をつまみだす

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フタをしっかり閉じます

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刃の端から扇を開くようにパッケージを動かして切ります

冷凍保存を活用して食べ物の無駄を減らそう!

肉、魚、野菜など多くの食材は、冷凍保存することで食べられる期間が長くなります。すぐに食べない食材は、冷凍保存がおすすめです。ホームページでは100種類以上の食材の冷凍保存方法を公開中。ぜひおうちの人と見てみてね!

冷凍保存方法を見てね!

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バリア性の高いサランラップ®で包み、密封性の高いジップロック®に入れて保存するのがおすすめ!

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ジップロック®に入れると冷凍庫が整理できるよ

品質の良さや便利さをお客様に広めるお仕事

答えてくれた人

旭化成ホームプロダクツ株式会社 マーケティング部
第一グループ 高橋弘樹さん

サランラップ®の品質の良さや便利な使い方を、お客様に広める仕事をしています。例えば、テレビCMや雑誌の広告、インターネットでの動画を使ったCMなどを企画して実施します。CMや広告を作るときは、まず、いろいろな調査の結果をもとに、お客様に伝えたいことを決めます。実際に商品を使う人の立場に立って、わかりやすい内容になるよう心がけています。
自分が作ったCMや広告を見たお客様から、「サランラップ®って、やっぱりいいね! 使いやすいね!」というお声をいただくと、やりがいを感じますね。
今は、サランラップ®を活用して様々な食材を長くおいしく保存する方法を広める活動に力を入れています。この活動を通じて、少しでも食べ物のムダを減らすことができればと考えています。

お客様からの反響があるとやりがいを感じます。

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