ソーラーシステムが地球にやさしいのはどうして?

おしごと年鑑 未来を生み出す科学技術のお仕事 2020年度
一般社団法人 ソーラーシステム振興協会

ソーラーシステムは、太陽の熱を利用してお湯をわかしたり、暖房したりする機器のことです。どうしてそれが地球にやさしいのか、ソーラーシステム振興協会に教えてもらいました。

地球温暖化の原因になる、二酸化炭素を出さないからだよ。

世界で大きな問題になっているのが「地球温暖化」です。今は昔よりも地球の温度が上がってしまい、異常気象や自然災害がふえるなど、いろんな問題が起きています。その原因は、地球をあたためる「温室効果ガス」がふえていること。とくに温室効果ガスのひとつ「二酸化炭素(CO2)」がたいへんふえています。

地球温暖化

二酸化炭素がふえていることが問題なんだ。

ヒナタ

石油や石炭にかわるエネルギーが「太陽エネルギー」!

CO2はものを燃やすと発生します。たとえばシャワーのお湯は燃料(ガスなど)を使って沸かします。そのときCO2が発生します。石油や石炭を燃やす力で電気をつくる発電所も同じです。地球の環境のためには、CO2をふやさないようにしなくてはなりません。そこで、注目されているのが「太陽エネルギー」です。

太陽の力ってすごい!

地球には太陽からとても大きなエネルギーが注がれているよ。
そのエネルギーの量は、世界中で1年間に消費されているエネルギーを1時間程度でつくることができるといわれるほどなんだ。

ぼくは太陽の妖精「ソーラん」だよ。太陽ってこんなにすごいんだ!

ソーラん
太陽・地球

表面温度:約6000℃
直径:約139万㎞
(地球を横に並べると109個分
重さ(質量):地球の33万倍

地球からの距離:約1億5千万㎞
(時速300kmの新幹線で57年かかる)
年齢:約46億歳
(あと50億年以上は輝き続ける)

ソーラーシステム「そらエネ」で、地球にやさしくエネルギーを使おう!

そらエネロゴ

「太陽エネルギー」をうまく使えば、CO2を発生させず、地球にやさしくエネルギーを得ることができます。太陽の熱を利用するソーラーシステム「そらエネ」は、屋根の上に設置した集熱器で太陽の熱を集めて、お湯を沸かしたり暖房したりできる機器です。

太陽光発電とは違うシステム

「そらエネ」(太陽熱利用システム)は、太陽光を電気に変える「太陽光発電」とは違うもの。太陽の熱を使って水や空気を直接温めるシステムだから、集めた太陽エネルギーの40~60%を熱エネルギーとして使うことができるよ。

夏場の天気がいい日には60℃以上のお湯をつくることができるよ。

ソーラん
太陽光発電とは違うシステム
ユイ

太陽の熱をとても上手に使えるんだね。

世界中で設置がふえているソーラーシステム!

太陽の熱を利用するソーラーシステムは世界中で使われています。年々、設置数はふえていて、世界のなかでもとくに中国での設置がふえています。2017年の実績では、日本は世界の18位でした。

ソーラーシステム設置数 世界のトップ5

ソーラーシステム設置数世界のトップ5

太陽エネルギーは世界に平等で無限のエネルギーです!

答えてくれた人

一般社団法人ソーラーシステム振興協会
業務広報部 水谷真奈美さん

わたしたちが使っている「化石燃料」といわれるエネルギー(石油、石炭、天然ガス、ウランなど)は、無限に使えるわけではありません。また、地球温暖化の原因となる温室効果ガスについても考えなくてはなりません。でも、太陽熱は無限で、毎日地球に降り注ぎます。地球にやさしい、太陽熱を利用したソーラーシステムをもっと日本中に広げていくため、努力していきます。

みなさんにソーラーシステムの良さを知ってもらいたいです。

答えてくれた人

自分でつくれる!太陽熱温水器

自分でつくれる!太陽熱温水器

太陽熱を使って温水をわかすしくみを学べる工作キットがあるよ。夏休みの自由研究などで、ぜひつくってみて!

(↓くわしくはここを見てね)
http://www.ssda.or.jp/energy/handcraft/