日本の釣り具の進化が世界の釣りを変えたってホント?

おしごと年鑑 「知る」「学ぶ」「楽しむ」をかなえるお仕事 2020年度
グローブライド株式会社

日本の釣り具の精度や技術は世界のトップレベル!その進化によって、昔は釣れなかった魚まで狙えるようになりました。その理由を、世界有数のフィッシングブランド「ダイワ」のグローブライドに聞きました。

技術革新が進み、いろんな魚が釣れるようになったよ。

日本の釣りに世界が熱い視線!

海外で注目を集めている〝日本産〟は、いくつもあります。マンガやゲームは多くの国々に熱心なファンがいますし、自動車やカメラといった工業製品も高い評価を受けています。それらと同じように、海外の釣り人たちから「日本産」に熱い視線が注がれています。「ものづくり」を支える優れた技術力を持ち、周囲を海に囲まれ豊かな川や湖が身近にあり、古くから釣りに親しんできた国だからこそ生み出せた道具と楽しみ方とは、どういったものでしょうか?

MADE IN JAPAN

ものづくりの技術が、
フィッシングタックルを進化させていく

さまざまな釣り具を総称して「フィッシングタックル」と呼びます。釣り竿は、炭素繊維であるカーボン素材によって劇的に進化を遂げました。1960年代から研究が始まり、スポーツ分野ではニッポンの最先端の技術が釣り竿やゴルフクラブに使われています。例えば鮎釣りの竿の場合、カーボンが使われる前は7mの竿で1㎏ほどの重さでしたが、今は9mで175gの軽さに!

釣り竿(ロッド)

魚がかかり逃げ暴れると、竿は極度に曲がったりします。カーボンシートの重ね方などを工夫することで折れずに粘る、軽くて強い構造にできます。

鮎竿の重さの推移グラフ

鉄と同じ大きさのとき、鉄の1/4の軽さで、もし同じ重さの場合は、強さが10倍なんだ!
金属じゃないからさびない!
電気をよく通して、熱にも強い!

カーボン

水深1000mの深海魚も釣れるようになった!

テクノロジーの進化によって、狙える魚や釣りの楽しみ方が以前よりぐっと広がりました。
以前は無理だった水深1000mの深さに生息する深海魚も、ご覧の通り!

水深1000mの深海魚も釣れるようになった!

「フトツノザメ」と「フジクジラ」は海底にじっとしていることが多い深海ザメ。「ユメカサゴ」「ムツ」「アカムツ」は水深300mあたりでも釣れ、おいしくて人気。

ヒナタ

こんな大物を釣ってみたい!

電動リール

1000m近い深海から魚を巻き上げるには手巻きでなく、1000m以上の釣り糸が巻かれた電動リールが必要です。小さくても強靭な巻き上げパワーを持った電動リールが開発されたことで、釣り人が簡単に手で持ち釣り上げられるようになりました。

釣り糸(ライン)

深海魚を狙うため細くて切れ難い強靭な糸が開発され、これまで以上にリールに巻ける量が増えました。糸が細くなったことで海中での水の抵抗も減り、仕掛けを深いポイントまでスムーズに落とせます。

ファッションカルチャーがフィッシングに注目

ファッションカルチャーがフィッシングに注目

フィッシングタックルの進化により、アウトドアスポーツとして誰もが気軽に釣りを楽しめるようになりました。同時に、フィッシングウェアの機能とデザイン性が高まり、今ではタウンウェアとしてもアウトドアウェアと同様に注目されています。

防水仕様に、すぐ乾く、蒸れない、暖かいなど実用性もたっぷり!

ユイ

釣りを通して、自然のメカニズムを知ろう!

答えてくれた人

グローブライド株式会社 広報室
阪本 始さん

釣り経験者に「釣りを通して学んだこと」を尋ねたところ、「自然の尊さ」「ゴミの片づけマナー」「食べ物に対する感謝の心」といった回答が上位を占めました。自分で魚を釣ると、生命ある魚をありがたく頂くという気持ちが生まれてきます。ニュースで聞く海洋プラスチック問題も、実際に釣り場で自分の目で見ると生活ゴミの多さに驚くはずです。釣りを通して、自然の大きな変化を知り、生命の大切さを体感してください。
子どもたちが自然と一体になれるダイワヤングフィッシングクラブ
「D.Y.F.C」のウェブサイトはこちら! http://dyfc.jp/

D.Y.F.Cは小学生から
中学生まで入会できますよ!

答えてくれた人