外国を走る鉄道づくりに、商社が関わることもあるってホント?

おしごと年鑑 社会の土台を支えるお仕事 2020年度
一般社団法人 日本貿易会

商社の仕事は貿易だけではありません。いろんな得意技を持つ企業と協力し、それを海外に広める仕事もしています。商社ビジネスについて、日本貿易会に聞きました。

ホント。海外で鉄道を走らせて、交通渋滞を減らすお手伝いをすることもあるんだ。

ある国で、交通渋滞が社会問題化しているようです。商社はどんなかたちで問題を解決するのでしょうか。商社の働きぶりを、見てみましょう。

商社パーソンが教えます!

問題発生!

問題発生!
男性

人口が大都市に集中した国々では、増えた自動車の量に交通の仕組みが追いつかなくて、交通渋滞がひどくなるなど、排ガスのせいで空気が悪くなっている地域もあるんだ。

えっ、それは大変! 何とかできないの?

ヒナタ

解決の提案

解決の提案

だったら、鉄道をつくったらどうかな?
電車があれば、自動車の量は減らせるよ?

ユイ
女性

そうだね、だけど鉄道は作るのも大変だし、作った後の運行やメンテナンスもすごく大変。そこで日本の鉄道の良さが注目されるんだ。日本の商社はたくさんの経験と信頼をフルに使って、いろんな企業とチームになって「人」をまとめる提案をするよ。

なるほど! 日本の鉄道の良さっていったら…

ヒナタ

さまざまな企業との連携

さまざまな企業との連携
男性

それは安全と時間に正確なこと! でもこれは鉄道を作る建設会社やメーカーだけでなく、駅や指令室、整備工場で運行を支える「人」の力が必要なんだよ。

そうか、商社が建設会社やメーカー、鉄道会社と協力して、現地の鉄道で働く人を育てるお手伝いをするんだね。

ヒナタ

商社の役割

商社の役割
ユイ

線路を敷くのは建設会社、電車をつくるのは車両メーカー、運行システムを整えるのは信号メーカー、そして列車を運行するのは鉄道会社。それぞれの得意技を組み合わせて、安全・安心な電車を走らせるんだね。

そうした会社をつないでひとつのチームにするのが商社の役割なんだね。ビジネスを通して社会貢献をするって、こういうことなんだ!

ヒナタ

企業と企業をつないで大きな仕事ができるのが商社ビジネスの醍醐味です

答えてくれた人

日本貿易会
広報・CSRグループ 野田知里さん

商社はこれまでも世界各地でいろんなビジネスを行ってきました。そのビジネスで築いてきた繋がりや信頼を生かして、さまざまな企業とタッグを組めるのも、商社の強みです。ここで紹介したのは交通インフラプロジェクトですが、どんなに立派な鉄道ができて、線路が敷かれても、それを動かす「人」がいなければ、列車を安全に運行し続けることはできません。だから商社はそれを得意とする企業とチームを組んで、列車の運行を支えたり、列車のメンテナンスをしたりする「人」の育成にも力を入れています。いろんな企業と協力し、それぞれの得意分野を持ち合うことで、そこに暮らす人々の豊かさにつながるビジネスができます。商社はビジネスを通して社会問題の解決も担っているのです。

売る人も、買う人も、社会的にも、
みんな幸せになるために、商社は
働いています。

答えてくれた人