電気をかしこく使うには?

おしごと年鑑 社会の土台を支えるお仕事 2019年度
大崎電気工業株式会社

たくさんの電気をつくるには、環境に大きな負担がかかります。電気をかしこく使うには、どうしたらいいのでしょう? 電気メーターをつくる大崎電気工業に、聞いてみました。

「スマートメーター」を使って、電気をムダなく使えるようにしよう。

スマートメーターって何?

みんなが家で使う電気は、発電所でつくられ、電線を伝ってやってきます。電線の最終地点であるおうちには、電気メーターが設置されており、家の中でどれだけ電気を使ったかが記録されます。「スマートメーター」は、電気の使用量を記録するだけでなく、情報を送ったり受け取ったりする機能を持った電気メーター。家庭用のエネルギーマネジメントシステム(HEMS機器)と送電会社の間を仲介して、データをやりとりすることで、将来的には、より効率的に電気が使えるようになります。

スマートメータ

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大崎電気のスマートメーター。数字はデジタル表示される。

電気メーター を見てみよう!

電気メーターは、電気の使用量をはかって電気料金を決めるために、電力会社が設置します。みんなの家にも必ずあるよ。メーターはどのくらい電気を使ったかを記録します。季節によって1日の電気の使用量がどのくらい変わるかなど、実際に自分でもはかってみよう。

電気メーター

一般的な電気メーター。メーターを設置してからおうちで使った電気の総使用量が表示されている。電力会社に依頼すれば、スマートメーターに取り替えてもらうこともできる。

自然エネルギーの広がりに欠かせないスマートグリッドとスマートメーター

現在の日本で、もっとも多い発電方法は、石炭や石油を燃やす火力発電。でも、石炭や石油を燃やすと、地球温暖化の原因になるCO2(二酸化炭素)が出てしまいます。CO2を減らすには、火力発電も減らしていかなければなりません。事故の危険や廃棄物処理の問題がある原子力発電も、減らしていくことになっています。
かわりに、CO2を出さず、安全上の心配も少ない自然エネルギーが注目されています。ただし、風の力や太陽の光などで発電する自然エネルギーは、天候によって発電量が増えたり減ったりするという弱点があります。
この弱点を補うために考えられたのが、スマートグリッド。電力会社が電気を使う側・つくる側の両方と情報をやりとりしながら、どこの発電所でつくった電気をどのくらい流すかをコントロールします。これで、自然エネルギーでの発電量が少なくなるような気象の日でも、途切れることなく電気を供給することができるのです。
このスマートグリッドには、電気の使用状況を送信できるスマートメーターが必須です。

スマートグリッド
火力発電

火力発電

安定して電気がつくれるけど、私ががんばりすぎるとCO2が増えちゃう……。

太陽光発電

太陽光発電

今日は天気がいいから、いっぱい電気がつくれるぞ~。

風力発電

風力発電

風の強い日は、わたしたちの出番だよ!

家庭

家庭

電気料金がかかりすぎないよう、効率よく使えるようになるといいな。

街・オフィス

街・オフィス

屋上の太陽光発電でつくった電気、余ったら電力会社に売っちゃおう。

人と電気の間から、世界を支える

答えてくれた人

大崎電気工業株式会社 営業本部
営業企画管理グループ 夏山陽平さん

みなさんの生活に、電気は欠かせません。でも、電気の使える量には、限りがあります。いつでもどこでも、好きなだけ使えるわけではありません。だからこそ、自分が使っている電気の量に、もっと関心を向けてほしいと思います。 私たちは、電気メーターをつくる会社です。電力会社や電気機器メーカーほど、生活の中で意識される存在ではないけれど、電気メーターはいつでもみなさんのそばにあります。人と電気の間から、世の中を支えるのが、私たちの仕事です。

みんなのおうちにも、電気メーターがあるよ。ぜひ、見てほしいな。