NPOってどういう意味?

おしごと年鑑 社会の土台を支えるお仕事 2019年度
日本財団

世界の貧しい地域の子どもを助けたり、地球環境を守る活動をしたり、日本の伝統文化のために働いたり……NPOの活動はさまざまです。NPOって何なのか、日本財団に教えてもらいました。

市民が主体となって活動する、非営利の組織だよ。

NPOとは、Non-ProfitOrganizationの略。Profitとは、利益のこと。これを否定する「Non」がついているので、営利目的ではない、つまりお金をもうけることを目的としない組織(Organization)ということになります。 営利を目的としない組織としては、国や地方の自治体もありますが、NPOは民間の組織。ひとりひとりの市民が、誰かのために、自主的に行動するのがNPOなのです。NPOの例を見てみましょう。

災害救助犬を育てて大きな災害に備える

災害救助犬

防犯パトロール車「青パト」で地域の安全を守る

青パト

海辺に散乱したゴミを拾って環境を守る

環境を守る

耳が聞こえない人に、手話を用いた教育機会をつくる

手話

日本の伝統芸能や文化を守り広める

伝統芸能

難病の子どもとその家族を地域で支える

地域で支える

国際協力のため、豊富な知識や技術を持ったボランティアを海外に派遣する

ボランティア

発展途上国の子どもたちが勉強するための学校を建てる

学校

将来、NPOで活躍したい人へ

将来、NPOを自分で設立したり、NPOに参加したりして、世の中のために活動したいという人もいるでしょう。日本財団 総務部企画調整チーム チームリーダーの山下大輔さんに、NPOについて聞いてみました。

どんなNPOがどんな活動をしているのか、調べるにはどうしたらいいですか?

学校の図書室や地域の図書館には、きっとNPO関連の本が置いてありますよ。インターネットで検索してもたくさん情報が出てきます。 日本財団が運営する「CANPAN(http://fields.canpan.info/)」や
「Yahoo!ボランティア(http://volunteer.yahoo.co.jp/)」といったサイトは情報も豊富でおすすめです。

NPOに参加するにはどうすればいいですか?

事務所での作業やイベント運営のお手伝いを募集していることがありますよ。国際協力やまちづくり、環境保護など、みんなの興味がある分野で活動しているNPOがあれば、ぜひ申し込んでみてください。

NPOに参加する人は、みんなボランティアなんですか?

ボランティアの人もいますが、お給料をもらって仕事をしている人もたくさんいますよ。

NPOでスタッフとして働くのに必要な資格はありますか?

NPO・NGOで働くからということで、何か特別な資格が必要というわけではないですが、団体や業務内容によっては、自動車免許などの資格が求められる場合があります。いずれにしても、それぞれの分野の専門的な知識が求められますので、自主的に学習することが大切ですね。

NPOとNGOって何がちがうんですか?

NGOは「Non-GovernmentalOrganization」の略で、「非政府組織」と訳されます。一般的には、海外で活動している団体を国連機関や国の政府と区別するためにNGOと呼び、日本国内で活動をしている団体をNPOと呼ぶことが多いですね。両者ともに非営利活動を行っている点では同じですね。

NPOって、私にも作れるんですか?

もちろんみんなにも作れますよ。法律の要件を満たせば「NPO法人」として社会の信頼を得ながら活動することもできます。

答えてくれた人

日本財団総務部企画調整チーム チームリーダー 山下大輔さん

日本財団 山下大輔さん

日本財団は、国内外のNPOに対して、資金面や情報発信などの支援を通じ、社会をよりよくする活動をしています。活動範囲は世界117カ国にのぼります。