飛行機の旅を楽しくするために、航空会社は何をしているの?

おしごと年鑑 社会の土台を支えるお仕事 2019年度
全日本空輸株式会社

飛行機の旅を楽しくするために、航空会社はどんな工夫をしているのでしょうか?世界一大きい総2階建ての飛行機をハワイ路線に就航させる、全日本空輸(ANA)に教えてもらいました。

路線とお客様のニーズを考え、
機内で快適に過ごせるよう、工夫をこらしているよ。

ハワイ

人気のハワイ路線は、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始など、いつも満席。たくさんの人にANAでハワイに行ってもらうには、どうすればいいでしょうか?

どうする?

ハワイ路線はいつも満席……

航空会社
航空会社

そうだ!

座席数を増やそう! 一度にたくさんの人が乗れる日本の航空会社ではじめての総2階建ての飛行機を飛ばそう!

航空会社は、お客様の要望に応じて、最適な飛行機を用意し、その移動をお手伝いする仕事をしています。ANAは、満席になることが多いハワイ路線に、2019年5月、史上最大の旅客機(A380)を投入しました。

A380

飛行機の中をのぞいてみよう!

飛行機の中をのぞいてみよう!

機体の中ほどから後方のようすです。この飛行機は、内部が総2階建て! 1階席の天井の上に、2階席があります。実は3層になっていて、1階席の下には荷物を積んでいます。

座席は520席!

これまでのハワイ路線の座席数は246席だったので(ボーイング787-9)、2倍以上のお客様を乗せることができます。国際線の飛行機にはファーストクラス、ビジネスクラスがあり、長時間の移動でも横になって寝られたり、お仕事ができたりと、国内線よりも広い座席が用意されています。

アッパーデッキ(2階席)

アッパーデッキ

メインデッキ(1階席)

メインデッキ
ウミガメ

機体のデザインのウミガメはハワイ語で「Honuホヌ」。ハワイでは神聖な生き物で、旅行をするお客様に幸福が訪れるようにとの願いを込めました。乗る前に見ただけでワクワクするデザインにすることも、旅を楽しくする工夫の一つです。

ヒナタ

空飛ぶウミガメだ!

目的地まで安全に運ぶのはもちろんですが、飛行機に乗っている時間を楽しく過ごしてもらうのも、航空会社の大事な仕事です。ハワイ路線の飛行時間は、約7~9時間。長いフライトを快適に過ごしてもらうには、どうすればいいでしょうか?

どうする?

お客様に快適に旅していただくには?

航空会社
航空会社

そうだ!

お客様のニーズに合わせて、新しい飛行機を設計しよう!

飛行機の内部は、航空会社が設計します。長時間のフライトを、さらに快適に過ごしてもらえるよう、ハワイ路線のお客様のニーズに合わせて、飛行機内のレイアウトを工夫しました。

ハワイ路線の特徴

・家族連れや、新婚旅行のお客様が多い。
・リゾートが目的のお客様が多い。

ハイビスカス

工夫したこと

オール2階建ての飛行機、スムーズに乗り降りしていただくために、搭乗ゲートも2階建てにしよう!

搭乗ゲートも2階建て

ハワイ(ホノルル)の空港では、2階建ての飛行機に合わせた、2階建ての搭乗ゲートを用意。1階席と2階席のお客様が、それぞれの階に直結した搭乗ゲートを通って、スムーズに乗り降りできます。

授乳やおむつ交換、着替えもできる多目的ルームをつくって、お客様にリラックスして過ごしてもらおう!

多目的ルーム

多目的ルームはこれまでのANAの機内にはない設備です。1階席の後方にあります。

ハワイの人気レストランの味が楽しめるような機内食をお出ししよう!

機内食

ハワイの人気レストランbillsとのコラボレーション機内食を、エコノミークラスで提供します。3カ月ごとにメニューが入れ替わります。

フライト中を、楽な姿勢で過ごせるカウチシートをつくろう!

カウチシート

となりあう3席または4席の脚の部分を上げて、ベッドのような形になる座席。横になってくつろぐこともできます。

飛行機に乗った瞬間から、ハワイ気分になれるよう、工夫しています。

航空会社
ハイビスカス

ハイビスカス柄のエプロンは、ハワイ路線用に特別にデザインしたもの。ハイビスカスは、ハワイ州の州花にも指定されている。