トレーディングルームって、何をするところ?

おしごと年鑑 社会の土台を支えるお仕事 2019年度
大和証券グループ

たくさんのモニターが並び、英語や中国語などいろいろな国の言葉が飛び交っている証券会社のトレーディングルーム。いったい何をしているのでしょう?大和証券に聞いてみました。

株や債券など、さまざまな金融商品の取引をしているところだよ。

トレーディングルーム
ヒナタ

うわ!
すごい数のモニターだ!

ここは大和証券のトレーディングルーム。「トレード」とは株などの取引のこと。取引をする人のことを、トレーダーと言います。トレーダーは何台ものモニターで刻一刻と変わる株などの値段や売買数を見極めながら、どんな金融商品をどのくらい売買するのか、決めていきます。

むかしは

1999年までは日本の金融取引は完全に電子化されておらず、証券取引所では、大勢の人が直接、証券を売ったり買ったりしていました。今は、全てが電子化され、売買はコンピューター上で、高速でやり取りされています。

かつての証券取引の様子

かつての証券取引の様子(1987年 東京証券取引所)

証券会社は、どんなものを売買しているの?

株式

株式会社がお金を調達するときに発行します。株主になると、会社の業績に合わせて、儲けの分け前をもらえたりします。

株式

債券

お金を必要としている国や会社などが、お金を借りるときに発行します。借り手は利息を支払い、期限が来たらお金を全額返します。

債券

外貨

円やドルなど、国が発行するお金は、その国の信用などによって価格が変わります。この変動の差額を利用して行う投資もあります。

外貨

証券会社のお客様は、どういう人?

証券会社はいろいろなお客様と取引をしています。お客様によって証券会社に相談する内容はバラバラなので、いろいろな商品をそろえて、お客様一人ひとりに合わせた提案をしています。また株や債券を扱うプロとして、効果的な売買のアイデアを考えて、お客様の運用をお手伝いしています。

個人の投資家

自分の個人的なお金を使って投資を行う人です。お金はあっても一人でさまざまな情報を集めて運用をするのは大変なので、証券会社がお手伝いします。

個人の投資家

銀行や保険会社などの金融機関

銀行には、みんなが貯金したたくさんのお金がありますが、ただ金庫に入れておくだけでは、増えも減りもしません。だから銀行では、こうした大きなお金で株や債券などを売買してお金を増やし、貯金した人に利息という形で還元します。保険会社なども同様です。証券会社はこうした金融機関のお金の運用のお手伝いもします。大きなお金が動くので、世界経済、金融に大きな影響を与えることがあります。

銀行や保険会社などの金融機関

株や債券の値段は、どんなことで変わるの?

株や債券など、証券会社で扱う商品の値段は、さまざまな要因で上がったり下がったりします。アメリカや中国などの諸外国の政治や経済の状態、日本の国内の状態、世界で起こる紛争や自然災害など、無数の要因が絡み合って、証券の値段を目まぐるしく変えます。だから、証券会社で働く人は、世界のニュースにとても敏感です。

株や債券の値段は、どんなことで変わるの?

証券会社には、経済を活性化していく使命があります

答えてくれた人

大和証券株式会社
グローバル・マーケッツ企画部 佐藤幸介さん

世界には魅力的なビジネス・アイデア等を持つ会社がたくさんあります。証券会社はそのような会社のお金の調達をサポートし、経済を活性化していく使命があるのです。また会社だけでなく、世界中の国や地域のお金の調達もサポートし、発展途上国の成長、地球規模の課題解決に貢献しています。
一方、運用を考えているお客様に対してのサポートも私たちの重要なお仕事です。日々世界の動きを観察しながら、どんな証券をどのように組み合わせて運用すればお客様のためになるかを真剣に考えています。

私たちが日本で寝ている間も世界は動いています。
海外に駐在する仲間たちと協力しながら、日々仕事を行っています。

答えてくれた人